どうも、ヒカリblogへようこそ。
米国株や欧州株が順調の中、日経平均は2万8000円付近をうろうろし日本大丈夫か?と思う今日この頃。
そんな中でも好調な日本株は数多くあります。例えばトヨタやソニー、レーザーテックなどが挙げられます。
いずれも製品には半導体が使用もしくは製造している会社です。
今回は、そんな半導体を製造する際に発生する「排水」を処理する「ダイセキ」という会社に着目しました。
半導体の需要が高まるということは、排水量も増える。つまりコロナ禍でも好業績な企業になります。
さらに株式分割も発表され、株価上昇が期待される企業です。
株式会社ダイセキ
ダイセキという会社はBtoB企業なので普段なかなか聞かないと思います。
業種としては産業廃棄物処理業となります。
産廃と聞くと、汚らしかったり違法投棄など良いイメージがないかと思います。
しかし、どんな製造業でも廃棄物は発生するのでこういう産廃処理業者がいないと経済は回らないのです。
その中でも株式会社ダイセキは大手になります。
会社の規模
まずは会社の規模をみていきましょう。
・東証一部上場
資本金:約63億円
設立:1958年
売り上げ:515億円(2020年実績)
社員:1040人(連結)
業界大手なだけあって安心の東証一部上場です。
事業内容
では事業内容を見ていきましょう。
ダイセキの主な事業
①廃油の処理・リサイクル
②排水の処理・リサイクル
③汚泥の処理・リサイクル
以上3つになります。
産廃処理業なので、やはり処理やリサイクルがメインとなっています。
売り上げ&利益状況
会社の規模や事業内容を確認したところで、売り上げと利益状況をみていきましょう。
直近4年間の売り上げ、営業利益、営業利益率を以下にまとめています。
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売り上げは過去数年で順調に増加していますが、2021年の決算のみ前年割れしています。
これはコロナ禍で世界的に製造業がストップしたため産業排水などの廃棄物の発生量が減ったためと思われます。
しかし、営業利益率は驚異の20%越えです。
商社などの営業利益率は数%ということを考えれば凄まじい利益率です。
利益が増加し企業が成長していくということは、株主にとっては増配・株価上昇といった恩恵が得られます。
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現在の株価
では、そんな利益率絶好調のダイセキの株価を見ていきましょう。
2021年7月5日時点
終値4830円で前日よりプラス15円となっています。
6月30日に株式分割を発表し、材料出尽くしで売りが強かったですがようやく上昇基調に戻りつつあります。
株式分割
株式分割とは、その名の通り株式を分割することを指します。
例えば、株価2000円の銘柄を100株保有している場合、株式分割(1:2)が行われると株価1000円、200株保有という風に変わります。
投資家の保有額は変わりませんが、株価2000円から1000円へ、100株から200株に増えます。
え?何の意味があるの?と思いますよね。
最大のメリットは株価が下がるので色々な人が買いやすくなり流動性が高まることです。
(100万円の株よりも10万円の株の方が買いやすいですよね!)
それを期待して投資家たちが株を購入するため株価は上昇しやすいため、企業だけでなく投資家にもメリットは大いにあります。
今回、ダイセキも株式分割(1→1.2株)が発表されました。
仮に株価が5000円の場合、分割後の株価は4166円となります。
その時、1000株保有していた場合は1200株に増えるため投資家の保有額は変わりません。
今後の株価推移
世界的に製造業が動き出したため、産業廃棄物の発生量は2020年度よりも増加しています。
また、半導体はフル生産状態なので単価の高い排水も沢山入ってくるため業績は間違いないと言って良いでしょう。
そんなダイセキの株価推移は以下。
緩やかな上昇基調を半年間維持しています。
少し調整を挟みつつ株価が上昇しているので健全な伸びといって良いでしょう。
今後の株価ですが、順調な業績が裏付けられており、コロナ禍が落ち着き工場がもっと動き出せば株価は上昇し続けると思われます。
ただ、この手の上昇相場はある日突然暴落するので要注意です。
直近高値が5060円(上場来高値)ですので、目先は5000円付近が一つの区切りとなるでしょう。
これを超えると過去最高株価となるため、損をしている人がいない状態になります。よって抵抗線が形成されるまでは順調に上がると思います。
参考までに、証券会社のレーティング(目標株価)は5500円と言われています。鵜呑みには出来ませんが、証券会社も強気判断をしています。
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まとめ
今回は産廃処理業大手の株式会社ダイセキの株価ついて記事にしました。
半導体関連が順調、さらに世界的に製造業が動き出しているため産廃処理業はどんどん需要が高まってきています。
株価は順調に伸びつつあり上昇基調にあります。また6月30日に株式分割も発表されたため株価が改定され流動性が高まることが予測されます。
ただ、順張り銘柄の怖いところは突然の暴落になるので注意しましょう。
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