東証のシステム障害の原因!過去にはどんな理由で取引停止していた?

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投資
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どうも、ヒカリblogへようこそ。

2020年10月1日に東証の株取引が終日出来ない状態になりました。yahooのトップニュースで扱われるくらいのビッグニュース。

なぜ生活に影響のないことが大きなニュースになるのでしょうか。

また、今までも取引できない場面になったことはないの?

などを疑問に思う人がいると思うので記事にしていきます。

そもそも東証とは?

東証とは東京証券取引所の略になります。このほかにも大阪や福岡などにも取引所があります。その中でも多くの銘柄(株)を扱っているのが、この東京証券取引所です。

取り扱っている銘柄の数はなんと3700銘柄。こんなにも多くの会社の株取引を担っているのです。

東証の規模ってどうなの?

さて、日本最大の証券取引所である「東証」。

日本で凄くても世界で見たら大したことないのでは?と思う人もいるでしょう。

しかし、東証の時価総額は・・・なんと世界3位!

実は世界トップクラスの規模なのです。

東証システム障害がトップニュースな訳

東証が実は凄い規模で世界でも有数の証券取扱所であることは説明しました。

そんな所がシステム障害したら大事だ。しかし、1日止まった程度で庶民生活に関係はないので、大きなニュースになる必要はないはず。

庶民生活にはほぼ影響なしですが、国家規模でみれば影響が大きくなる危険性があるのです。

それは、国際的な信用を失いかねない、ということです。

世界3位の信用ある取引所で丸1日取引が出来ないのです。東証での売買額は2兆円をも超えるので、丸1日取引できないということはそれだけ利益を得る機会を失ったということです。

海外ファンドの人達が資金を引き上げる可能性や日本の株価が暴落する可能性があります。

ちなみに、年金はGPIFという機関にて運用(株取引)しているので、株価が暴落すると年金の原資が減るということになります。こう考えると庶民にも関係のある話ですよね。

今回のシステム障害の原因

さて、今回のシステム障害の原因ですが、結論から言うと「機器の故障」になります。

サイバー攻撃など色々と憶測がありますが、公式発表は機器の故障です。

株式の売買の約定値(売った値段や買った値段が確定した値)の不具合はなく、株価を表示する部分に異常があったようです。

本来であればバックアップが機能して、取引継続が出来るようになっているはずなのですが今回はそれも不可でした。その理由は現時点で開示されていません。

過去のシステム障害ってあったの?

実はシステム障害であったり、株式の売買が出来なくなったことは過去にもあります。

ただ、終日取引できないのは1995年以来だそう。超レアな瞬間だったわけですね。

ではトラブルの歴史を見ていきましょう。

2005年:午前中取引停止、午後から復旧
原因はコンピューターのプログラムミスによるもの

2006年:取引終了時刻20分前に取引停止
原因はライブドアショック。あまりにも売り注文が多く処理しきれなかった。

2012年:午前中に全銘柄の1割が取引停止、午後から復旧
原因は、システムの能力アップをしたら更新が上手くいっていなかったため。

2018年:サーバーに電文が大量に送られ、約40の証券会社で取引不可
原因は、大量の電文(データ送信)によりサーバーの一部が使えなくなり、それに対応できなかった証券会社が40社あったため。

2000年以降で大きなトラブルは以上の4つで、今回で5つ目になります。

まとめ

今回は話題になっている東証の取引停止についての原因と、過去のトラブルをまとめてみました。

普段の生活では株と関わることがなくても、実は回りまわって影響があることを知っていただけたら面白いかなと思います。

では、今回はこの辺で!!

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