どうも、ヒカリblogへようこそ。
街中で走っている車で、三菱自動車を見かける機会は多いと思います。
三菱重工の自動車部からスタートし、なんと1960年代から自動車を販売している老舗企業となります。
かつてはホンダやトヨタと肩を並べて国内自動車3強の一角を担っていました。
今の国内のシェアは2%程度ですが、デリカDやEKワゴン、アウトランダーなどの有名車種は人気健在です。
しかし、歴史ある三菱自動車ですが株価は冴えない状況が続いています。
三菱自動車の株価はなぜ安いのか。
本記事では、三菱自動車の業績や株価、配当、株価低迷の理由などを解説していきます。
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三菱自動車とは
街中で見かける車を作っている三菱自動車。
名前を聞けば大抵の人が三菱マークの車と分かる有名企業です。
過去に問題もありましたが、現在はどの程度の企業規模なのか。
会社規模と事業内容を見ていきましょう。
会社の規模
まずは会社の規模から。
売上規模は約2兆円、社員数も約2万9000人であり巨大企業であることが分かります。
自動車メーカーの売り上げランキングでは第8位となります(引用:業界動向サーチ)。
同業他社で比較すると、マツダやスズキ自動車の売上が約2兆9000億円なので自動車業界では中堅クラス。
とはいえ、東京プライム市場に上場する一流メーカーです。
上場 | プライム市場 |
資本金 | 2843億円 |
設立 | 1970年 |
売上額 | 約2兆円 |
社員数 | 28,796人 |
事業内容
続いては事業内容について。
三菱自動車の事業は二つあり、自動車事業と金融事業です。
それぞれについて解説していきます。
自動車事業
1つ目は自動車事業。
主に自動車及びその関連部品の設計、製造、販売を行っています。
要は新車の開発であったり工場での自動車製造、そしてディーラーでの自動車販売ですね。
2021年度の自動車販売台数が約93万台であり、最も売れているのは意外にもアジア圏(日本以外)となります。
生産拠点は海外含めて13の国と29の地域。
国内外幅広くビジネスを広げており、三菱自動車の売上の内:約99%を占めるのがこの自動車事業となります。
~自動車事業~ |
・自動車の設計や製造、販売を行う |
・売上の99%を占めるメイン事業 |
・販売台数は約93万台 |
・国内外含めて29地域の生産拠点を保有 |
金融事業
2つ目は金融事業。
主に三菱自動車グループ製品の販売金融及びリースを担っています。
具体的には、自動車を購入する時のローンやレンタカー、メンテナンス等が挙げられます。
ディーラーで新車購入する際の支払方法で残価設定や指定額払いなどを選択しますよね。
レンタカーでは、三菱レンタカーにお世話になったことのある人もいるのでは?
まさにそれらを担う事業となります。
三菱自動車の売上の内:約1%と比率は少ないですが、自動車を購入する際の決め手となる部分なので重要セクターとなります。
~金融事業~ |
・ローンやレンタカーなどを担う |
・売上の1%規模の事業 |
・自動車販売促進部門なので重要 |
三菱自動車の売上&営業利益について
続いては、三菱自動車の業績についてです。
過去に不祥事がありましたが、業績に影響はあったのか。
また、EV化に伴う売上への影響はあったのか。
それでは、売上と営業利益を見ていきましょう。
売上&営業利益の推移
では、売上&営業利益の推移を表にまとめました。
コロナ禍や半導体不足により2021年は売上高が1兆5000億円まで悪化しましたが、翌年には2兆円に戻しています。
売上は2兆円に回復した一方、営業利益は0.5%が4.2%まで急改善されました。
これはコロナ前と同等の営業利益水準となります。
営業利益が急改善した理由として、円安による恩恵を受けたためです。
2023年度以降は自動車販売台数を1.3倍を目指しており、過去の構造改革が花開いて業績が成長軌道へ向かう見込みです。
三菱自動車の売上&営業利益 | |||
年度 | 売上(百万円) | 営業利益(百万円) | 営業利益率 |
2020年 | 2,270,276 | 12,788 | 0.5% |
2021年 | 1,455,476 | -95,321 | – |
2022年 | 2,038,909 | 87,331 | 4.2% |
2023年(予) | 2,530,000 | 180,000 | 7.1% |
2024年(予) | 2,600,000 | 189,000 | 7.2% |
三菱自動車:株価の推移
業界8位の三菱自動車ですが、株価はどうなのか。
2019年から下落続きだった株価は2023年時点で横ばい。
コロナ禍で底を打ちましたが、株価上の株価上昇には好材料が必要と思われます。
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株価はずっと下落基調
三菱自動車の株価ですが、長期的に見ると下落基調です。
もっと遡ると、2000年に付けた4900円を高値を最後にずっと株価は下がっています。
これは数々の不祥事により三菱自動車の信頼性がガタ落ちしたためです。
リコールやリコール隠し、元社長の逮捕、燃費不正など社会的信頼を失う事柄を何度も繰り返しました。
その結果、2000年時点では国内自動車シェア第4位でしたが2023年には第8位まで落ち、株価も20分の1まで低下しています。
~株価はずっと下落基調~ |
・2000年は株価5000円で今の10倍 |
・不祥事の連続で社会的信用と株価の失墜 |
・国内シェアは第4位から8位に転落 |
コロナ禍以降は上昇基調
長期的に株価は下落していましたが、2022年からは上昇基調にあります。
これは2022年3月に業績の上方修正を発表、さらに7月に通期業績の上方予測が出ることで株価は一層上昇しました。
2023年は横ばい展開が続いていますが株価は500円で底堅く推移しています。
コロナ禍による半導体不足も解消されつつあり、最高純益を更新するほど新車販売も好調です。
さらにEVシフトのために積極的な投資を推進しているので今後が期待されています。
~コロナ禍以降の株価~ |
・2022年から株価上昇基調 |
・好決算で最高純益を更新 |
・EVシフトで将来的に期待感大 |
株だけに頼らずポートフェリオを幅広く
株は勢いに乗れば一攫千金ですが、株価が落ちるのも非常に速いです。
さらに、外的要因にも弱いので注意が必要です。
2023年には、SVB破綻のような新たな金融危機も叫ばれています。
資産運用をする場合は株だけではなく、投資信託を始めとした分散投資が重要となります。
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三菱自動車:株主還元について
続いては、三菱自動車の株主還元について。
株主還元とは具体的に、配当金や自社株買い、株式分割が挙げられます。
三菱自動車は2020年に赤字転落し、コロナ禍による販売台車数減少で2023年時点で無配となっています。
株式分割は株価500円程度では期待できないので、配当金と自社株買いについて見ていきましょう。
配当金の推移
まずは配当金の推移を以下の表にまとめました(引用:IRBANK)
三菱自動車が最後に配当を実施したのは2020年です。
それ以降は無配を継続しています。
理由は、2020年の赤字決算や固定費増大、構造改革費用の計上が挙げられます。
復配は未定ですが、2023年3月には復配期待で株価が上昇した経緯もあります(参考:ニュースイッチ)。
年度 | 中間配当 | 期末配当 | 合計 |
2019 | 10 | 10 | 20 |
2020 | 10 | 0 | 10 |
2021 | 0 | 0 | 0 |
2022 | 0 | 0 | 0 |
2023 | 0 | 0 | 0 |
自社株買いの推移
続いては自社株買いの推移を以下の表にまとめました(引用:IRBANK)。
2019年に15億円規模の自社株買いを行いましたが2020年は赤字決算のため未実施。
その後、2021年には2億円規模の自社株買いを実施しています。
このことから、無配ながらも自社株買いを行うことで株主還元を行おうとする意志が感じられます。
2023年4月時点で自社株買いの情報はありませんが、今後に期待しましょう。
年度 | 自社株買い実施額 |
2019 | 15億700万円 |
2020 | 0 |
2021 | 2億5400万円 |
2022 | 0 |
三菱自動車の株価はなぜ安い?
三菱自動車の株価はなぜ安いのか。
第一の原因は、やはり社会的信頼を失ってしまった点です。
続いて、業績の悪化による国内シェア8位への転落、ガソリン車そのものの成長性などが挙げられます。
各項目について解説していきます。
株式投資以外の低リスクな資産運用方法を紹介しているので参考にどうぞ。
コンプライアンスへの疑念
まずは、コンプライアンスへの疑念です。
企業は社会のルールに乗っ取って営業活動をしますが、三菱自動車の場合は不祥事の連発で社会的信用が失墜しました。
具体的に、リコール対象にもかかわらず30年以上隠していたり、事故多発によるリコール疑いに証拠を示されても断固とせず認めない。
結局、後からリコールが発覚して信頼失墜。
さらに、自動車のリコールを行政から指摘された後も大型車両で不正を継続したりとかなり悪質でした(参考:AncarChannel)。
この他、燃費試験の不正問題、指摘後も不正試験の継続など数多くの失態を侵しました。
これら度重なる不祥事を何度も繰り返した結果、会社のコンプライアンス姿勢が疑われ顧客や株主が離れてしまいました。
~コンプライアンス疑念~ |
・不祥事のオンパレード |
・行政からの指摘後も不正を継続 |
・不正を繰り返す企業として信頼失墜 |
業績赤字による経営悪化
続いては、業績赤字による経営悪化です。
度重なる不祥事により、国内シェアは第4位から第8位に転落し売上は2兆円台で停滞しました。
車が売れない対策として経費削減を目指しましたが、他社と比べて車のラインナップが少なくなり面白い車が減ってしまいました。
その結果、世界景気が少しでも減速すると車が売れず、業績赤字を計上してしまう企業体質になってしまいました。
かつてはホンダと売上競争で切磋琢磨していましたが今では大きな差をつけられています。
~業績赤字による経営悪化~ |
・国内シェアは第4位から8位に転落 |
・かつての国内自動車3強の面影無し |
・景気に左右される脆弱な経営体質 |
ガソリン自動車の成長性が低いこと
3つ目は、ガソリン自動車の成長性が低いことが挙げられます。
株価は売上や営業利益だけではなく、成長性も評価されます。
2010~2020年は特に地球温暖化問題でガソリンが敵視され、代替として電気自動車が提案されています。
これらが意味するのは、ガソリン車自体に将来性がないことです。
よって、三菱自動車の経営陣は成長性を見い出すために2020年以降は電気自動車の開発に力を入れています。
~成長性への疑問~ |
・ガソリン車の成長性が低い |
・成長性が低いと株価に影響 |
・自動車事業のEV化で成長軌道へ |
三菱自動車の将来性について
三菱自動車に将来性はあるのか。
コロナによる業績赤字はありましたが、コロナ以降の三菱自動車は一味違います。
円安効果による利益増はもちろん、事業改革による効果で利益体質に、そして将来への投資も加速しています。
明るい材料をそれぞれ解説していきます。
円安の恩恵による利益増
まずは円安の恩恵による利益増加です。
近年、ドル円が150円を超えるほどの円安になりました。
海外展開をしている三菱自動車にとって円安はプラス材料であり、為替差益で好決算となります。
かつては1ドル100円でしたが、世界的な金利利上げにより円安は加速し、落ち着いても1ドル120円程度に収まるとされています。
円安傾向が続くと自動車も売れやすくなり、今後も好決算が期待されます。
~円安による利益増~ |
・超円安による為替差益 |
・円安により海外で車が売れやすい |
・1ドル120円水準はしばらく続く観測 |
海外向け自動車の販売増加
2つ目は海外向け自動車の販売増加です。
海外進出した三菱自動車ですが、今や生産台数は日本50%、海外50%になっています。
販売先は日本が第一位ですが、売上高でみるとアジア圏や北米・ヨーロッパに集中しています。
つまり、日本国内よりも成長性のある海外向けの自動車企業に転換しつつあるのです。
特にアジア圏では三菱自動車が人気であり、タイに生産拠点を設けて2021年には580万台もの車を製造しています(引用:三菱自動車)。
日産・ルノーとのアライアンスによる世界戦略が成功すれば、強い三菱自動車が復活するかもしれません。
~海外進出の加速~ |
・生産台数は海外比率50% |
・売上は海外の方が圧倒的に高い |
・特にアジア圏で人気 |
・日産、ルノーとの世界戦略の加速 |
電気自動車向けに成長加速
3つ目は、電気自動車販売による成長加速です。
三菱自動車の成長見通しとして、アセアンで2割増、日本でプラス35%、北米で約6%増を見込んでいる(引用:日経ビジネス)。
この成長の主役が、電気自動車への転換加速と販売車種増加です。
2022年6月16日に軽規格の電気自動車であるekクロスEVを発売し、電動車事業へのシェア拡大を狙っています。
現在日本の新車販売の40%は軽自動車なので、EV軽自動車を投入することで日本で普及していないEV車の起爆剤となることが期待されています。
日産やルノーと技術協力することで電気自動車を先導出来れば、既存の自動車メーカーの上を目指せる可能性があります。
~EVシフトの加速~ |
・電気自動車が新たな成長産業 |
・2022年にekクロスEVを発売 |
・国内EV軽自動車の普及を目指す |
・販売車種は今後増加見込み |
三菱自動車の株価は今後どうなる?
今回、三菱自動車の業績や株価、株主還元策、将来性などについて記事にしました。
株価が安い理由は、過去の不祥事による信頼失墜や業績赤字、成長性が挙げられました。
一方、今後の株価への明るい材料として、構造改革による筋肉質な経営基盤やEVシフトの加速が挙げられます。
株価の動きは、やはり会社計画の売上増を達成できるかに掛かっています。
もし増収・増益を計画通り達成できれば、三菱自動車への市場の信頼性はかなり回復し株価にも反映されることが予測されます。
とはいえ、半導体不足や原材料高もあるので先は読みにくいので投資は自己責任で行いましょう。
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