・JALの業績
・JALの株価推移
・復配の理由について
・JALの株で儲けられるか
・今後の材料について
どうも、ヒカリblogへようこそ。
JALと言えば日本を代表する航空企業の一つです。
コロナ禍で大打撃を受けたJALは株価もコロナ前に比べ大幅に下落しました。
そんなJALの株で大儲けは出来るのか。
本記事では、JALの業績や株価、株主還元、JALの株で儲けられるか等について解説していきます。
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JALとは
JALの飛行機にお世話なったことがある方は多いでしょう。
株主優待が欲しいけど、JALに投資しても大丈夫なのか。
投資をする前に、会社の規模や事業内容について知っておきましょう。
会社の規模
まずは会社の規模について。
JALは1951年に設立され、現在売上高が1.4兆円で日本を代表する航空企業です。
東証プライム市場に上場しており、社員数は約3.6万人にのぼります。
上場 | プライム市場 |
資本金 | 5468億円 |
設立日 | 1951年 |
売上高 | 1.4兆円 |
社員数 | 36,039人 |
事業内容
続いては事業内容について。
JALの事業は大きく二つに分かれています。
2023年時点でのメイン事業は航空運送事業ですが、今後はその他領域が期待されています。
それぞれ個別に紹介していきます。
航空運送事業
最も大きな事業が航空運送事業です。
この事業では、国内および国際線を運営しており旅客・貨物の運送を行っています。
売上の約70%をこの事業が占めており、2020年度の比率は国内線:36.2%、国際線:5.8%、貨物:26.8%となっています。
~航空運送事業~ |
・国内&国際線で旅客や貨物運送を担う |
・売上の約70%を占めるメイン事業 |
その他の事業
JALは航空運送以外にもその他の事業を行っています。
具体的には、クレジットカード事業やパッケージ旅行販売、農業、ビジネスジェットなど幅広く展開しています。
売上に占める割合は、上記を全て合わせて約30%となっています。
~その他の事業~ |
・航空運送事業以外に複数事業を展開 |
・クレジットカードから農業まで幅広い |
・売上に占める割合は約30% |
JALの業績について
JALの業績について。
コロナ禍で大打撃を受けた航空業界ですが、JALはどうだったのでしょうか。
コロナ禍からコロナ後の業績を解説していきます。
売上&営業利益の推移
JALの売上と営業利益の推移を以下の表にまとめました(引用:四季報)。
コロナ前は約1.4兆円あった売上は、コロナ禍により驚異の3分の1となりました。
旅行はもちろん物流も世界的に止まったため、JALの業績は大打撃を受け赤字転落しています。
2022年まで赤字決算でしたが、コロナが収束するにつれ物流も動き出し2023年には黒字転換を果たしています(参考:日経新聞)。
さらに、2024年度はコロナ前の売上を超える会社予想が発表されており、JALが復活しつつあることが分かります。
JALの売上&営業利益 | |||
年度 | 売上(百万円) | 営業利益(百万円) | 営業利益率 |
2020年 | 1,411,230 | 100,632 | 7.1% |
2021年 | 481,225 | -390,414 | – |
2022年 | 682,713 | -234,767 | – |
2023年 | 1,375,589 | 65,059 | 4.7% |
2024年(予) | 1,658,000 | – | – |
JAL:株価の推移
JALの株価について。
コロナ禍で業績赤字に転落したJALですが、株価はどうなったのか。
コロナ禍とコロナ後に分けて解説します。
株式投資が不安な方や中々勝てない方は、損をしない投資方法を解説しているので参考にどうぞ。
コロナ禍で大暴落
JALの過去10年分の株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。
株価は3000~4500円のボックス相場でしたが、コロナ禍により1800円まで暴落しました。
コロナの影響で人やモノの流れが止まったことで航空業界への影響が懸念されたためです。
当時は国際航空運送協会が2020年の旅客需要が前年比の半分に落ち込むことを示唆したことも悪材料となり株価に影響しました(参考:ZUU Online)。
~JAL株価:コロナ禍~ |
・コロナ禍で株価は半値まで下落 |
・人やモノの物流が止まり航空業界は大打撃 |
・コロナ収束時期が不明で海外では破綻する企業も |
コロナ後は回復傾向
JALのコロナ後の株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。
ご覧の通り、コロナ禍以降は株価が上昇傾向にあります。
コロナの収束が海外は思いのほか早く、国内の旅行需要も復活が近いと想定されたためですね。
実際、JALの2023年決算では黒字転換しています。
さらに2023年8月に発表された第一四半期決算では230億円の黒字着地しており、航空需要の復活が伺えます(参考:かぶたん)。
~JAL株価:コロナ後~ |
・コロナ禍以降の株価は上昇傾向 |
・旅行需要復活で業績回復が早い |
・2023年8月決算で4-6月期は黒字着地 |
株だけに頼らずポートフェリオを幅広く
株は勢いに乗れば一攫千金ですが、株価が落ちるのも非常に速いです。
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JAL:株主還元について
JALの株主還元について。
一般的に株主還元とは、配当金や自社株買い、株主優待、株式分割などが挙げられます。
JALの場合、配当金・自社株買い・株主優待を実施しています。
配当金の推移
JALの配当の推移を以下の表にまとめました(引用:IRBANK)。
コロナ禍で打撃を受けた2020年期末配当以降、無配が継続されていました。
2023年にようやくコロナ収束と共に業績も黒字転換となったことで復配。
2024年には航空需要の回復が継続する見込みのため、1株あたり40円への増配が予定されています(引用:JAL公式)。
年度 | 中間配当 | 期末配当 | 合計 |
2020 | 55 | 0 | 55 |
2021 | 0 | 0 | 0 |
2022 | 0 | 0 | 0 |
2023 | 0 | 25 | 25 |
2024 | 20 | 20 | 40 |
自社株買いの推移
JALの自社株買いの推移を以下の表にまとめました(引用:IRBANK)。
2017年より毎年実施していましたが、2020年以降は実施されていません。
配当と同じく、業績赤字に転落したことで自社株買いにも影響が出ています。
株主還元をする余裕がないほどコロナ禍で追い詰められていたことが良く分かりますね。
とはいえ、2023年に復配されたため自社株買いにも今後は期待できます。
年度 | 自社株買い実施額 |
2017年 | 約300億円 |
2018年 | 約200億円 |
2019年 | 約200億円 |
2020年 | 約200億円 |
株主優待の内容
JALの株主優待について。
優待目的で株を買う人も多い中、JALは航空旅行券やツアー割引といった人気の株主優待が揃っています。
割引率は、国内線で50%、旅行商品割引券なら2~7%となっています。
保有数は100株以上が必要となりますので、プチ株をやっている方は保有枚数に注意しましょう。
基準日 | 保有数 | 発行時期 | 有効期間 |
3月末 | 100株以上 | 5月 | 6月1日~翌年5月末 |
9月末 | 200株以上 | 11月 | 12月1日~翌年5月末 |
JALの株で大儲けできる?
JALの株で大儲けすることはできるのか。
コロナ禍当時が最も買い時でしたが、コロナ後の今も十分魅力的です。
コロナ後も買い時
JALで儲けるならコロナ後も買い時と考えています。
まず、JALの株価はコロナ後も上昇傾向にあります。
復配もされましたが、コロナ前の配当額と比べるとまだ低い水準。
今後は業績がコロナ前水準になるにつれ、増配される可能性が非常に高いです。
コロナ前の配当水準は1株あたり110円であるため、株価3000円で仕込んでおけば将来的に配当利回り4%の銘柄に化ける可能性があります(参考:JAL配当情報)。
~JAL:儲けられる?①~ |
・コロナ禍以降、株価は上昇傾向 |
・復配されるもコロナ前よりは少ない |
・長期的な増配目線で配当銘柄となる期待 |
インバウンド復活なら追い風
JALの株価は旅行客需要の回復により、まだ上がる可能性があります。
コロナ収束に伴いインバウンド需要が復活しつつあります。
2023年8月には中国の団体旅行客の解禁が発表され、今以上に外国人旅行客は増加します。
予測では2023年10月に再開されると346万人の中国人客とされています(出典:みずほリサーチ&テクノロジーズ)。
コロナ前に来日した中国人旅行客は959万人であることから、まだまだ増加の余地があります。
インバウンドの追い風が強まるほどJALの業績も後押しされるため、株価上昇の可能性はあるでしょう。
~JAL:儲けられる?②~ |
・インバウンド回復で業績拡大期待 |
・2023年に中国の団体旅行客の解禁が発表 |
・数年単位で旅行客の大幅増が期待 |
JAL:配当金復活・配当利回りについて
JALの株主還元について深堀りしてみましょう。
配当は復活しましたが、その理由や利回りについて解説します。
配当金復活の理由
配当復活の理由は、業績回復と先行き見通しの改善です。
コロナ禍の2年間は赤字経営だったJALですが、2023年以降は黒字転換しています。
特に2024年は先行きが明るく、売上ベースでコロナ前以上となるため急速な業績回復と言えます(参考:トラベルボイス)。
業績が回復したことで2023年に配当が復活し、2024年には増配が予定されています。
~JAL:復配の理由~ |
・業績回復による株主還元の復活 |
・航空業界の先行き明るく増配予定 |
配当利回り
JALの配当利回りについて。
2023年8月時点での株価は3000円であり、配当は25円なので利回りは約0.8%となります。
2024年度は40円に増配見込みであるため、株価が3000円のままだと約1.3%となります。
現状の利回りでみると、配当銘柄としての魅力は乏しいです。
とはいえ、増配傾向にあることは間違いないため将来的な配当銘柄として投資する利点はあるかと思います。
~JAL:配当利回り~ |
・2023年8月時点で配当利回り0.8% |
・増配傾向なので将来的な配当銘柄としてはアリ |
JALの将来性:今後の株価はどうなる?
JALの将来性はどうか。
コロナ収束に伴う業績回復が著しく増配傾向で順調なJAL。
将来性や今後の株価へのプラス材料を見ていきましょう。
中国団体旅行解禁ならプラス材料
まずは、やはりインバウンドの本格化がプラス材料となります。
2022年の1年間を通して来日した外国人客は約383万人でした(引用:政府観光局)。
ところが2023年は7月単体で約232万人と圧倒的に増加しており、2019年の8割に迫っています(引用:政府観光局)。
2023年にインバウンド客が復活しつつあるのが良く分かりますね。
8月には中国人団体旅行客の解禁発表を受け、年末に向けてインバウンド需要は本格化し航空産業全般にプラスとなるでしょう。
~JAL:インバウンド効果~ |
・訪日外国人客は2019年の8割まで回復 |
・2023年8月に中国人団体旅行の解禁発表 |
事業改革で収益性上がれば株価は上昇
JALの株価が将来的に上がる要素として、事業改革が挙げられます。
JALの中期経営計画では2019年の利益が1320億円に対し、2025年度には1850億円以上の利益を目指しています。
具体的に、2025年度には約50%の利益をLCC事業領域およびマイル・ライフ・ インフラ事業領域で計上し成長する見込みのようです(引用:JAL中期経営計画)。
今までよりも、非航空領域のビジネス部門に注力し航空部門の1本脚経営からの脱却を目指すものと思われます。
この他、航空機は燃費性能の高い機体の導入、貨物郵便はヤマトと提携し課題解決、LCCでアジア・北米展開を位置付けています。
~JAL:事業改革効果~ |
・2025年には1850億円以上の利益を目指す |
・改革方針は非航空部門のビジネス化 |
・低燃費機体で燃料費抑制&LCCで海外展開 |
まとめ:JALの株主になる方法
本記事では、JALの業績や株価推移、株主還元、株で儲けられるか等について紹介しました。
コロナが収束し、インバウンドが本格化するためJALの業績は大きく回復することが見込まれます。
配当も増配傾向であり、配当性向35%を目指す会社方針です。
事業改革が上手くいけばコロナ前を超える収益となるため株価も好反応が期待できます。
とはいえ、航空業界は世界情勢に影響されやすいため投資は自己責任で行いましょう。
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