どうも、ヒカリblogへようこそ。
良品計画という会社を知っていますでしょうか。
実は、あの無印良品を経営している会社となります。
テレビでも放映され、誰もが知っている小売店の一つとも言えます。
そんな良品計画ですが株価は低迷し続けています。
なぜ株価は下落するのか。
その理由は業績不振が挙げられます。
本記事では、良品計画の業績や株価推移、株主還元、株価下落の理由、将来性などを解説していきます。

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良品計画とは
株式会社良品計画=無印良品です。
とは言え、会社の規模や事業内容がよく分からない方は多いと思います。
投資をする前に、どんな会社なのか知っておきましょう。
会社の規模
まずは会社の規模から。
良品計画は1989年に設立され、無印良品がテレビに取り上げられることで注目を浴び、2022年の売上は4961億円に拡大しています。
東証プライム市場に上場しており、社員数は19000人と規模が大きい企業となります。
上場 | プライム市場 |
資本金 | 67億円 |
設立 | 1989年 |
売上額 | 4961億円 |
社員数 | 19,009人 |
事業内容
続いては、良品計画の事業内容について。
主な事業は5つあり、メインは無印良品となります。
それぞれ解説していきましょう。
無印良品事業
まずは無印良品事業。
多くの方がご存じの通りスーパーや駅ナカなどで見かける、あの無印良品です。
特徴として、「素材の選択」「工程の点検」「包装の簡略化」の3つの視点を重視して商品展開をしています。
2022年時点で、約7000品目を取り扱っており国内だけでなく海外展開も行っており、良品計画の稼ぎ頭です。
~無印良品事業~ |
・皆さんご存じ、無印良品を運営 |
・実質本位の商品展開が人気のブランド |
・取り扱い品目は7000品目越え |
・海外にも展開 |
カフェ・ミール事業
2つ目は、カフェ・ミール事業です。
聞きなれない事業ですが、無印良品にてカフェを展開している事業となります。
「素の食」をテーマに野菜のメニューを中心に、体にやさしく食べておいしい料理、デザート、ドリンクを提供しています。
その他、家で作れるレシピ公開もしています。
~カフェ・ミール事業~ |
・無印良品でカフェを運営 |
・素材の味を楽しめる料理やデザートが人気 |
・家でも出来るレシピを公開 |
キャンプ事業
3つ目はキャンプ事業です。
キャンプグッズを販売しているのではなく、なんとキャンプ場を運営しています。
2023年時点で新潟県・岐阜県・群馬県の計3か所のキャンプ場があります。
キャンプ場では、森林管理のほか様々なアウトドア教室を開き、周辺地域に根差した運営を手掛けています。
~キャンプ事業~ |
・キャンプ場やアウトドア教室を運営 |
・全国で3拠点のキャンプ場を運営 |
住空間事業
4つ目が住空間事業です。
その名の通り、家の設計やデザインを手掛けています。
無印良品の考える「くらし」の提案を行っており、ライフスタイルに合わせて間取りを変化させられるなど従来とは異なるコンセプトが売りです。
実際、過去には「木の家」や「窓の家」などでグッドデザイン賞を受賞しています。
~住空間事業~ |
・家の設計やデザインを手掛け販売 |
・安全性や自由度の高さが人気 |
・過去にグッドデザイン賞を受賞した実績あり |
IDEE(イデー)事業
5つ目がIDEE(イデー)事業です。
イデーは、オリジナルデザインの家具やインテリア雑貨を取り扱うインテリアショップです。
西洋風のデザインが多くオシャレなことで人気なブランドとなります。
インテリア以外では、空間に関するプロデュースやコンサルティング、デザイン業務、グリーン関連ビジネスを手掛けています。
~IDEE事業~ |
・インテリア雑貨を取り扱うインテリアショップ |
・その他、コンサルやデザイン業務などを展開 |
良品計画の業績について
続いては、良品計画の業績について。
テレビで人気を博した無印良品ですが、業績の方はどうなのか。
良品計画は2020年に8月決算に移行したため、2021年以降の業績を解説していきます。

決算書の読み方が分かれば銘柄選びで間違えにくいのですが、読み方がよく分からない方はこちらの書籍がオススメです。
売上&営業利益の推移
良品計画の売上と営業利益の推移を以下の表にまとめました。
2021年に営業利益が約9%と、コロナ禍にも関わらず過去最高収益を達成しています(参考:東洋経済)。
われ舞茸やホテルタオルなどのヒット商品により、無印良品事業が絶好調でした。
一方、コロナ以降は業績が低迷しており2022年に営業利益率は約6%まで下がっています。
2023年4月13日、良品計画は通期決算の下方修正を発表し二期連続の減益となる見込みです(参考:四季報)。
良品計画の売上&営業利益 | |||
年度 | 売上(百万円) | 営業利益(百万円) | 営業利益率 |
2021年 | 453,689 | 42,447 | 9.3% |
2022年 | 496,171 | 32,773 | 6.6% |
2023年(予) | 585,000 | 30,000 | 5.1% |
2024年(予) | 680,000 | 38,000 | 5.6% |
良品計画:株価の推移
続いては、良品計画の株価について。
コロナ禍で最高益を更新しコロナ後は2期連続減益の良品計画ですが、株価はどうなのでしょう。
コロナ禍とコロナ後の二つに分けて解説していきます。
株式投資が不安な方や中々勝てない方は、損をしない投資方法を解説しているので参考にどうぞ。
コロナ禍は1年で株価回復
良品計画のコロナ前~コロナ禍における株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。
コロナ前は2018年の4000円をピークに株価は下落していましたが、コロナショックで1000円付近まで売られました。
しかし、コロナ禍における巣ごもり需要により業績が拡大しコンセンサスを大きく上回るサプライズがありました。
業績のけん引役としてはレトルト食品のような食品類で、2020年の国内事業売上構成比で16%まで増加しています(引用:Quick Money World)。
これにより、コロナショックで下落した株価は1年でコロナ前の水準へ回復しています。
~株価:コロナ禍~ |
・2018年をピークに株価はずっと低迷 |
・巣ごもり需要でコロナ禍は業績拡大 |
・1年で株価はコロナ前の水準に回復 |
コロナ後は株価低迷
良品計画のコロナ後における株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。
2021年をピークに株価は下落し続け、2023年まで横ばい相場が続いています。
特にコロナ後である2022年は落ち着き巣ごもり需要が減るだけでなく、原材料高といった悪影響があり増収減益となったことが嫌気されました。
2023年にはインフレ下において初めて値上げを実施するも減益予想の苦戦続きであり、国内事業の回復が急務となる見込み(引用:日本経済新聞)。
~株価:コロナ後~ |
・2021年以降は株価が低迷 |
・巣ごもり需要剥落&原材料高が重い |
・2023年に値上げ実施も減益予想で株価鈍い |
株だけに頼らずポートフェリオを幅広く
株は勢いに乗れば一攫千金ですが、株価が落ちるのも非常に速いです。
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良品計画:株主還元について
続いては良品計画の株主還元について。
良品計画の株主還元は、配当金や自社株買い、株主優待が挙げられます。
それぞれ解説していきましょう。

配当銘柄狙いで投資を始めたい方は、こちらの書籍で投資術について詳しく書かれていますので参考にどうぞ。
配当の推移
良品計画の配当の推移について以下の表にまとめました(引用:IRBANK)。
コロナ禍に大幅な減配を実施し、1株あたり5円の配当金でした。
2021年以降は業績回復に伴い、1株あたり40円にまで増配が実施されています。
2023年は原材料高の影響があるものの、減配せず配当利回り3%程度で推移しています。
年度 | 中間配当 | 期末配当 | 合計 |
2020 | 0 | 5 | 5 |
2021 | 20 | 20 | 40 |
2022 | 20 | 20 | 40 |
2023(予) | 20 | 20 | 40 |
自社株買いの推移
続いては、良品計画の自社株買いの推移を以下の表にまとめました(引用:IRBANK)。
2016~2017年にかけて二年連続で自社株買いが実施されています。
それ以降は自社株買いが実施されておらず、株主還元は主に配当と株主優待となります。
年度 | 自社株買い実施額 |
2016 | 約44億円 |
2017 | 約19億円 |
2017年以降、自社株買いは実施されず |
株主優待について
良品計画は株主還元として、株主優待を実施しています(参考:良品計画HP)。
具体的には、無印良品でお買い物の際に5%割引が適用される優待カードとなります。
取得条件として、良品計画の株を100株以上保有し、2月末または8月末の権利落ち日まで持ち越すことです。
無印良品で良く買い物をする人にとっては嬉しい優待サービスとなります。
~良品計画:株主優待~ |
・5%割引のカードがもらえる |
・100株以上保有が条件 |
・無印良品で頻繁に買い物する人にはお得 |
良品計画の株価はなぜ下落した?
これまで解説した通り、株価は低迷しているのが現状です。
良品計画の株価はなぜ下落したのか。
その理由は、業績の悪化と大幅な減配が挙げられます。
それぞれ解説していきます。
業績の悪化
株価が下落した一つ目の理由が、業績の悪化です。
良品計画はコロナ禍の影響を受けて赤字転落しました。
多くの株がコロナショックの影響を受けたように、良品計画も当初は大きく株価が下落しました。
コロナ特需で業績が回復するも、その後は円安や原材料高の影響を受けて2期連続の減益となっています。
特に、2023年8月期の決算では純利益24%減となる見込みを発表しており、業績回復の遅れが株価下落に反映されています(参考:日経新聞)。
~理由①:業績悪化~ |
・コロナ禍は赤字転落 |
・コロナ特需で業績回復も原材料高が重い |
・2023年も純利益24%減の見込みの悪材料 |
減配リスク:配当性向が50%越え
株価が下落した2つ目の理由として、配当性向が高すぎる点が挙げられます。
配当性向とは、当期純利益に占める年間の配当金の割合を示す指標である。
引用:MUFG
良品計画はIR情報にて、配当性向30%を基準とする方針を発表しています(引用:良品計画HP)。
一方、2022年度の配当性向は43%、2023年度の配当性向は57%となる見込みです。
配当性向が会社方針の倍近い数値であるため、純利益に見合った配当額への変更、つまり減配リスクがあります。
無印良品は人気があるため、株価は安定すると思いがちですがリスクは高まっているので株価下落には要注意です。
~理由②:減配リスク~ |
・会社方針の配当性向30%に対し57%の見込み |
・純利益に見合った配当額へ減額のおそれ |
・リスク回避のため株価下落につながる |
まとめ
本記事では、良品計画の業績や株価、株主還元、株価が下落した理由などについて解説しました。
無印良品自体は人気ですが、原材料高による粗利減額やコロナ特需の剥落で業績が回復しきっていないのが現状です。
また、配当性向が会社方針の倍近い57%にまで増加しているため減配リスクが付きまといます。
これらにより、良品計画の株価は2021年に下落し低迷しています。
今後、値上げや円安が落ち着くことで国内事業が回復すれば、海外事業の好調と合わさって業績改善が予想されます。
とはいえ、先行きがどうなるかは不明なので投資は自己責任で行いましょう。

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