・あおぞら銀行の業績や株価
・あおぞら銀行の配当推移
・配当はなぜ高いか
・今後の配当金について
どうも、ヒカリblogへようこそ。
銀行株で高配当銘柄といえば、あおぞら銀行が有名です。
配当利回りは6%近くあり、配当銘柄としての魅力は十分です。
しかし、あおぞら銀行の配当はなぜ高いのか。
その理由は、配当性向(利益に対する配当金の割合)が高すぎるためです。
本記事では、あおぞら銀行の業績や株価の推移、株主還元、配当がなぜ高いか等について解説します。
同じ銀行株であり、業績・株価・配当ともに好調な三菱UFJに関してはこちらの記事を参考にどうぞ。


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あおぞら銀行とは
あおぞら銀行という会社についてご存じでしょうか。
年に4回も配当があり、さらに配当利回りは6%近くある高配当会社です。
何をしている会社かというと、その名の通り銀行業を生業としている企業です。
会社の規模や事業内容について解説していきます。
会社の規模
まずは会社の規模から。
あおぞら銀行の設立は1957年と老舗銀行であり、経常収益は約1800億円にのぼります。
銀行業界での経常収益ランキングで第1位であり、収益力の高い銀行として知られています(引用:四季報)。
東証プライム市場に上場しており、社員数は2442人と中規模となります。
上場 | プライム市場 |
資本金 | 1,000億円 |
設立 | 1957年 |
経常収益 | 1,832億円 |
社員数 | 2,442人 |
総資産 | 7兆1,840億円 |
事業内容
続いては事業内容です。
銀行業ですが、業務別に事業グループが分かれており全部で5つあります。
それぞれ個別に解説していきます。
法人営業グループ
まずは法人営業グループです。
2つのグループから構成されており、事業法人営業グループとM&Aアドバイザリーグループの法人特化型。
事業法人を中心とした法人顧客向けの貸出、預金、金融商品の販売、プライベートエクイティ投資業務、M&A関連業務などが挙げられます。
~法人営業G~ |
・法人向けの貸出や金融商品販売 |
・M&A関連業務も担当 |
ストラクチャードファイナンスグループ
2つ目はストラクチャードファイナンスグループです。
ストラクチャードファイナンスとは、企業と投資家とを仲介する高度な金融技術。プロジェクトファイナンスや証券化といった仕組みを利用して企業が資金調達を行う手法。
引用:アンテロープ
この事業は4つのグループから構成されており、事業ファイナンスグループ、環境ビジネスグループ、スペシャルシチュエーションズグループ、不動産ファイナンスグループが挙げられます。
業務として、再生ファイナンスや不動産ファイナンス、その他専門性の高い金融業務を担っています。
~SFG~ |
・企業の資金調達を支援 |
・再生事業や不動産事業など幅広く展開 |
インターナショナルビジネスグループ
3つ目はインターナショナルビジネスグループです。
インターナショナルとある通り、海外事業がメインとなります。
2つのグループから構成されており、インターナショナルファイナンスグループとアジアインベストメントグループです。
事業としては、海外投融資業務、その他専門性の高い金融業務を担っています。
~インターナショナルG~ |
・海外事業を担うセグメント |
・海外投融資などの金融業務がメイン |
マーケットグループ
4つ目がマーケットグループです。
この事業は、ファイナンシャルマーケッツグループのビジネスグループで構成されています。
内容は、顧客向けのデリバティブ商品や外国為替商品の販売業務、外国為替のトレーディング業務並びなどが挙げられます。
~マーケットG~ |
・マーケット=市場を相手にする事業 |
・デリバティブ商品や為替商品を取り扱う |
カスタマーリレーショングループ
5つ目がカスタマーリレーショングループです。
この事業は、金融法人・地域法人営業グループ、個人営業グループのビジネスグループで構成されています。
内容としては、金融法人や公共法人などの法人顧客向けの貸出、預金、金融商品の販売、及び個人
顧客向けの預金、投資信託・保険の販売などの金融業務です。
~カスタマーリレーションG~ |
・法人、個人向けのサービス展開 |
・法人向けは貸出や金融商品の販売など |
・個人向けは預金や投資信託販売など |
あおぞら銀行の業績について
あおぞら銀行の業績について。
高配当銘柄である「あおぞら銀行」の業績はどうなのか。
投資をする前に、収益力を確認しておきましょう。

決算書の読み方が分かれば銘柄選びで間違えにくいのですが、読み方がよく分からない方はこちらの書籍がオススメです。
売上&経常利益の推移
あおぞら銀行の売上と経常利益の推移を以下の表にまとめました。
(銀行業なので売上=経常収益と記載しています)
コロナ禍でも業績は順調で、2021年に経常利益が25%もあります。
一般的な企業の場合、経常利益率の平均値は4%であり、10%を超えると優良企業とされます(引用:キークレア税理士法人)。
2022年には経常利益34%と圧倒的な収益を計上しています。
2023年には業績が落ち込んだものの、2024年には純利益が2.8倍に回復することが見込まれています(参考:日本経済新聞)。
あおぞら銀行の売上&営業利益 | |||
年度 | 経常収益(百万円) | 経常利益(百万円) | 経常利益率 |
2021年 | 155,755 | 38,982 | 25.0% |
2022年 | 134,737 | 46,294 | 34.3% |
2023年 | 183,292 | 7,356 | 4.0% |
2024年(予) | – | 27,000 | – |
あおぞら銀行:株価の推移
あおぞら銀行の株価について。
コロナ前~コロナ後の株価はどうなのか。
投資をする前に株価の推移を確認しておきましょう。
株式投資が不安な方や中々勝てない方は、損をしない投資方法を解説しているので参考にどうぞ。
コロナ前~コロナ禍:株価は低迷
まずはコロナ前~コロナ禍にかけての、あおぞら銀行の株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。
ご覧の通り、2018年以降に株価は下落し続けています。
2018年は貸出金利の悪化やカードローン保証の引当金増加、スルガ銀行問題を始めとした銀行株への逆風が極めて強い年でした(参考:マネックス証券)。
さらに2020年のコロナショックでは、世界経済停滞の懸念を受け一時株価が1600近くまで下落しました。
~株価:コロナショック~ |
・コロナ前の2018年は株価4000円付近 |
・2019年にかけて銀行株逆風で下落 |
・コロナショックでさらに1600円まで下落 |
コロナ後:株価は横ばい
コロナ後のあおぞら銀行の株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。
ご覧の通り、株価はほぼ横ばいです。
2022~2023年は株価が2400~2700円付近のボックス相場となっています。
2023年3月期決算より、純利益が71%減の発表がされるも、減配せず従来通りの配当を維持する計画が発表されており株価下落は限定的です(参考:日経新聞)。
~株価:コロナ後~ |
・2021年以降、株価はほぼ横ばい |
・2022~2023年は2400~2700円のボックス |
・2023年3月決算は減益も配当は維持 |
株だけに頼らずポートフェリオを幅広く
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あおぞら銀行の株主還元について
あおぞら銀行の株主還元について。
一般的に、株主還元とは配当金や自社株買い、株主優待などが挙げられます。
あおぞら銀行の場合、配当金に最も力を入れています。
では、配当金の推移について解説します。

配当銘柄狙いで投資を始めたい方は、こちらの書籍で投資術について詳しく書かれていますので参考にどうぞ。
配当金の推移
あおぞら銀行の配当金の推移を以下の表にまとめました(引用:IRBANK)。
あおぞら銀行は四半期毎に配当金がある、珍しい企業です。
3カ月に一回ですが、1回当たりの配当額が大きいことも魅力的です。
減配を実施したのは直近で2021年のみであり、これは減益が続いたことによる影響です(参考:かぶたん)。
その後は増配が継続されコロナ前の水準へ戻っています。
配当利回りも6%前後であり、配当銘柄としてはかなり魅力的に映ります。
年度 | 1Q | 中間 | 3Q | 期末 | 合計 |
2020 | 39 | 39 | 39 | 39 | 156 |
2021 | 30 | 30 | 30 | 34 | 124 |
2022 | 32 | 32 | 40 | 45 | 149 |
2023 | 38 | 38 | 38 | 40 | 154 |
2024(予) | – | – | – | – | 154 |
あおぞら銀行:配当はなぜ高い?
あおぞら銀行は配当利回りが銀行業界でトップクラスにあります。
しかし、あおぞら銀行の配当はなぜ高いのでしょうか。
その理由は、配当性向が異常に高いためです。
高配当:配当性向が異常に高いため
あおぞら銀行の配当が高い理由は配当性向が高いためです。
配当性向とは、当期純利益に占める年間の配当金の割合を示す指標である。
引用:MUFG
つまり、配当性向が高ければ高いほど、利益の大半を配当に回している形となります。
あおぞら銀行の場合、2023年の配当性向は206%であり純利益の倍以上の額を配当金としています。
参考までに、一般的な企業は配当性向40%が限度です。
純利益よりも多くの配当金を捻出するには、当然会社の資産を流出させる形となります。
そこまでして配当金を維持する姿勢から、株主還元には積極的とも言えます。
~配当金:なぜ高い~ |
・配当性向が異常に高いため |
・2023年は配当性向200%超えで純利益の二倍 |
・会社の資産を流出させてでも配当維持の姿勢 |
高配当利回り:配当維持で株価が低迷しているため
あおぞら銀行の配当利回りが高い理由は、株価の低迷です。
配当利回りは、一株当たりの年間配当金を、現在の株価で割って求めた値です。
引用:野村證券
あおぞら銀行の場合、2023年の配当は2018年頃の株価4000円付近の時の配当金額はほぼ同じです。
しかし、現在の株価は2600円であり、当時と比べると7割ほどの株価となります。
つまり、配当額は高いままなのに株価が下がったため配当利回りが上がったのです。
~配当利回り:なぜ高い~ |
・配当維持で株価が低迷しているため |
・配当利回り=配当額÷株価 |
あおぞら銀行:今後の株価はどうなる?
あおぞら銀行の今後の株価はどうなるのか。
投資をしてから株価が下がるのは避けたいですよね。
現時点でのあおぞら銀行の株価材料を確認しておきましょう。
減配リスク
あおぞら銀行の株価材料として減配リスクが挙げられます。
配当銘柄として人気のあるあおぞら銀行において、最もマイナス材料となるのは減配です。
2022年の配当性向は200%超え、2023年の配当性向は75%と高水準となる見込みです(引用:あおぞら銀行決算)。
会社発表の配当性向は50%であり、業績次第では減配の可能性も否定しきれません。
とはいえ、一時的な配当性向の高まりは会社側も容認する発言もあるので、短期的な減配リスクは後退しているとのこと(引用:トウシル)。
~株価:減配リスク~ |
・配当銘柄なので減配が最も悪材料 |
・2023年の配当性向は75%の見込み |
・会社発表では配当性向の一時的な上昇は容認 |
配当維持なら底堅い
続いて、配当維持なら株価は底堅いことが予想されます。
あおぞら銀行は配当狙いのホルダーが多いため、減配のような悪材料さえなければ株価は底堅いです。
また、一般的な企業の場合は配当の権利落ち日に株価暴落がありますが、あおぞら銀行は3カ月に一度の権利落ち日なので売りが分散します。
よって、権利落ち日の株価下落も限定的であることが予測されます。
さらに、コロナ禍が落ち着いても株価はコロナ前の水準を超えていないので、過熱感もありません。
以上から、相当な悪材料が無い限りは底堅い株価が予想されます。
~株価:配当維持なら底堅い~ |
・配当維持ならホルダーの売りが弱くなる |
・権利落ち日が年4回なので株価下落も分散 |
・株価はコロナ前の水準を超えておらず過熱感無し |
まとめ
本記事では、あおぞら銀行の業績や株価、配当金の推移、配当がなぜ高いか等について解説しました。
高配当銘柄のあおぞら銀行は、異常に高い配当性向により高配当となっています。
2023年の配当利回りは約75%であり、会社方針の50%を大きく超えています。
減配リスクは会社発表より緩和されていますが、利益の大半が配当に回されていることは頭に入れておきましょう。
今後、配当次第で株価も推移することが予想されるので、投資は自己責任で注意深く行いましょう。

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三菱UFJや日立製作所のような有名株はもちろん高配当株も参考にどうぞ。
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