・日立の業績
・日立の株価推移
・配当金と配当利回りの推移
・日立の株主還元
・日立の株価はなぜ上がるか
・日立の株価はおかしいか
どうも、ヒカリblogへようこそ。
投資家ならば日立の株価を調べたこともあるかと思います。
そこで、日立の株価はなぜ上がっているのだろう?おかしくない?と疑問に思ったはず。
・10年に渡る事業改革の成功
・収益力が倍増
・成長企業へのシフトに成功
本記事では、日立の業績や株価推移、株主還元、株価はなぜ上がったのか等について解説していきます。
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日立とは?
日立と言えば、誰もが知る一流メーカーであり、特に家電で身近に感じる方が多いでしょう。
家電だけではなく、デジタルや鉄道、自動車など幅広く事業展開をしています。
実際、どれくらいの規模や事業かを投資する前に知っておきましょう。
会社の規模
まずは会社の規模から。
日立は1920年に設立された老舗企業であり、売上は約10兆円を超えています。
東証プライム市場に上場しており、社員数はなんと36万人以上の一流企業。
構造改革で22もの上場子会社を売却しましたが、衰退せずに売上高は維持しており構造改革にも成功しています。
上場 | プライム市場 |
資本金 | 4,617億円 |
設立日 | 1920年 |
売上高 | 約10兆円 |
社員数 | 368,247人 |
事業内容
続いては日立の事業内容について。
日立は事業改革を実施しており、現在の事業は大きく4つに分類されます。
デジタルやグリーンエネルギーといった海外でも戦えるセグメントへとシフトしています。
それぞれ個別に紹介していきます。
デジタルシステム&サービス
まずはデジタルシステム&サービス。
その名の通りIT系の事業ですね。
この事業では、業務システムや社会インフラのDXを推進しています。
具体的に、金融機関や官公庁・自治体、電力などの社会インフラへITやデジタルシステムを導入し顧客の課題を解決します。
この他、システム実装やクラウド環境の保守サービスなども手掛け、社会のDX化を進めています。
~デジタルシステム&サービス~ |
・世の中のDX化を進める事業 |
・金融機関から社会インフラまで幅広い客層 |
・ITやデジタルシステムの実装を手掛ける |
グリーンエナジー&モビリティ
2つ目はグリーンエナジー&モビリティです。
グリーンエナジーとある通り、脱炭素社会に関係する事業となります。
具体的に、電動化や省エネ・エネルギー転換などグリーン価値の創出を手掛けています。
セクターとしては、パワーグリッドや原子力・エネルギー・鉄道の4つのビジネスユニットで形成されます。
~グリーンエナジー&モビリティ~ |
・脱炭素社会に貢献する事業 |
・電動化や省エネなどのグリーン価値 |
・PGや原子力など4つのセクターから構成 |
コネクティブインダストリーズ
3つ目がコネクティブインダストリーズです。
日立の製品を中核としつつ、これらをデジタルでつなぐことで顧客の課題を解決することに強みがあります。
セクターとして、産業分野やヘルスケア/半導体分野・ビルシステムと家電/空調分野で構成されています。
~コネクティブインダストリーズ~ |
・日立の製品をデジタルでつなぐ事業 |
・4つのセクターから構成 |
オートモティブシステム事業
4つ目がオートモティブシステム事業です。
その名の通り、車関係のセクターとなります。
具体的に、自動運転システムや運転支援システム、電動車向けのモーターなどを手掛けています。
世界をリードする先進的なモビリティソリューションの提供により持続可能な社会を目指しています。
~オートモティブ事業~ |
・次世代モビリティシステムを手掛ける |
・自動運転システムやEV向けモーターなど |
・持続可能な社会の実現に貢献 |
日立の業績について
日立の業績について。
投資をする際に重要なのが業績です。
業績の良い会社であれば株価上昇や増配などプラス面が沢山あるためです。
それでは、日立の業績を見ていきましょう。

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売上&営業利益の推移
日立の売上と営業利益の推移を以下の表にまとめました(引用:四季報)。
コロナ禍は営業利益が約2%まで悪化しましたが、2021年は営業利益が9%にまで回復しています。
また、2022年以降は売上高が10兆円を超える増収増益を達成し、3期連続で最高益を更新しています。
好調の理由として、DX推進によりデジタルシステム&サービス部門が成長しており、さらに日立エナジーや鉄道システム事業も増収だったためです。
2024年は売上高が8.8兆円に下がる見込みですが、これは日立建機の売却や日立Astemo(アステモ)を連結子会社から持ち分法適用会社へ変更するためです。
日立製作所の売上&営業利益 | |||
年度 | 売上(百万円) | 営業利益(百万円) | 営業利益率 |
2020年 | 8,767,263 | 143,240 | 1.6% |
2021年 | 8,729,196 | 798,910 | 9.1% |
2022年 | 10,264,602 | 782,625 | 7.6% |
2023年 | 10,881,150 | 805,324 | 7.4% |
2024年(予) | 9,150,000 | – | – |
日立:株価の推移
日立の株価推移について。
日本を代表する企業の日立、株価はどうなのか。
コロナ禍では低迷していましたが、コロナ後は見事な上昇チャートを描いています。
それぞれコロナ前とコロナ後を見ていきましょう。
株式投資が不安な方や中々勝てない方は、損をしない投資方法を解説しているので参考にどうぞ。
コロナ禍:株価3000円まで下落
日立製作所の2010年代~コロナ禍までの株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。
ご覧の通り、2010年代~コロナ禍は株価2500~5000円のボックス相場となっています。
2010年代はチャイナショックや米中貿易摩擦の影響で業績の下方修正を発表し株価が上下しています(参考:産経ニュース)。
このように日立は景気敏感株であり世界情勢の影響を大きく受けることが分かります。
~日立の株価:コロナ禍~ |
・2010年~コロナ禍はボックス相場 |
・チャイナショックや貿易摩擦で株価下落 |
・世界情勢に影響される景気敏感株 |
2024年:株価11000円突破
日立製作所のコロナ後の株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。
ご覧の通り、株価は右肩上がりであり2024年には株価11000円を突破しています。
これは1988年以来、35年ぶりの高値更新であり株価が絶好調であることが分かります。
今後も構造改革により高収益が期待され、海外投資家からの買いが集中しています。
~日立の株価:コロナ後~ |
・株価は35年ぶりの高値更新 |
・2024年1月に株価11000円突破 |
・コロナ禍当初比で株価は3倍以上に上昇 |
株だけに頼らずポートフェリオを幅広く
株は勢いに乗れば一攫千金ですが、株価が落ちるのも非常に速いです。
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日立の株主還元について
日立の株主還元について。
一般的に株主還元は、配当金や自社株買い、株主優待などが挙げられます。
日立の場合、配当金と自社株買いを実施しています。

配当銘柄狙いで投資をしたい方は、こちらの書籍で投資術について詳しく書かれていますので参考にどうぞ。
配当の推移
日立の配当の推移をグラフにしました。
ご覧の通り、毎年増配を実施しており、2023年は1株あたり145円の配当金を実施しています。
2024年は中間配当時点で80円であり、2023年の中間配当よりも高い配当額となっています。
減配リスクに関して、2023年時点で配当性向は20%であり純利益が大幅に低下しない限りは配当が維持されるものと推測されます。
配当利回りの推移
日立の配当利回りの推移をグラフにしました。
ご覧の通り、配当利回りは2%前後で推移しています。
2024年の配当利回りが1%台である理由は株価が大幅に上昇したためです。
配当利回りは株価上昇に伴い約1.4%まで低下しているため配当銘柄としては魅力度が低くなっています。
自社株買いの推移
日立の自社株買いの推移をグラフにしました。
ご覧の通り、直近での自社株買いは2024年であり、それ以前は2023・2014年のみです。
2024年1月時点で実施された1000億円の自社株買いは、2023年4月に発表され実施した分となります。
このように近年は自社株買いによる株主還元に積極的、さらに連続増配と株主重視であることが分かります。
日立:株価はなぜ上がる??
日立の株価は2010~2020年まで2500~5000円のボックス相場でした。
しかし、2023年には9000円を突破しコロナ禍時点の3倍以上の株価となっています。
日立の株価はなぜ上がるのか。
①事業転換で構造改革に成功
②成長路線へのシフトに成功
事業転換:10年間もの構造改革に成功
日立は10年間をかけてついに構造改革に成功しました。
2009年には上場子会社が22もありましたが、2022年に最後の1社である日立物流が売却され構造改革は終了しました(参考:M&Aオンライン)。
子会社を売却した理由は、デジタル部門との相性が悪く事業同士の相乗効果が得にくいためです。
売上は2022年に6年ぶりに10兆円を超え、子会社を売却しても売上を確保できる盤石な経営基盤の構築に成功しています。
また、構造改革によりデジタルや環境、イノベーション部門に向けて経営資源を集中でき、グローバルで戦える会社へと変貌した形です(参考:monoist)。
この事業展開に成功したことで収益力がアップし、2010年以降のボックス相場から株価が大きく上昇しました。
~日立:10年間の構造改革~ |
・上場子会社の22社を売却する構造改革 |
・デジタル部門とのシナジー効果を最重視 |
・2022年には6年ぶりの売上10兆円を達成し復活 |
・株価もボックス相場を脱却し急上昇 |
デジタルで成長路線へ
構造改革に成功した日立は、ついに成長路線へと突き進みます。
2024年の中期経営計画では、デジタル、グリーン、イノベーションでグローバルに成長する企業を目指すとされています。
引用:ASII
このように、日立は従来の安定企業ではなく成長企業へとシフトしました。
デジタル部門への積極的な経営資源投入と社内事業同士の相乗効果による成長性が期待されるためです。
中期経営計画では売上成長率を5~7%に設定しており、2010年代の成長率(-8~3%)と比べても倍以上の差があります。
不安定な業績の日立から、安定的な成長企業へと変化したため投資家からの期待も高く、株価は2010年代のボックス相場から抜け出すことが出来ています。
~日立:デジタルで成長路線へ~ |
・構造改革により成長路線へと完全シフト |
・デジタルと環境、イノベーションで世界へ |
・売上成長率は従来の倍以上を発表 |
・安定的な成長企業で株価も上昇 |
日立の株価はおかしい?
日立の株価はおかしい?
グーグル検索をすると、そんなワードが散見されます。
実際問題、日立の株価は3倍以上は上昇しているので、そういう疑問が生じたのかと思われます。
さて、結論を言うと日立の株価は全くおかしくありません。
①全くおかしくない:PER10倍前後で割安
まず、日立のPERは2023年時点で10~13倍であり、割安水準です。
一般的に、PERが15倍~20倍が普通であり、それ以下であれば割安とされています(引用:トウシル)。
日立の場合、PERは2010年以降8~34倍で推移しており、2023年時点の10倍は過去と比べても割安水準です。
また、今の日立は安定的な成長企業へとシフトしており、低PERは出遅れ株として投資家に注目される可能性もあります。
よって、今の株価は高すぎることはなく業績と株主還元策が評価された結果といえ、全くおかしくありません。
~日立:株価はおかしくない①~ |
・2023年時点:日立のPERは10~13倍で割安 |
・一般的にPER15~20倍が適正 |
・安定成長企業へと変化し不安定な業績から脱却 |
・低PERの出遅れ銘柄として注目の可能性 |
②全くおかしくない:20年ぶりの高値水準
続いての理由が、日立の株価は20年ぶりの水準であること。
過去10年で見れば株価は2~3倍相当ですが、それでもやっと20年ぶりの水準に戻った形です。
かつての日立は皆さん知っての通り、家電も化学も機械も物流も一流の大企業でした。
しかし、新興国の台頭やデジタル発展により、分散経営では対抗できなくなり2009年には赤字7000億円で「沈む船」とまで言われました(参考:日経クロステック)。
その対策として構造改革を実施し、成長部門であるデジタルへの集中投資が可能となった今、日立はV字回復を達成しています。
リーマン以前の高収益成長企業へと復活した今、株価水準が当時並みでも全くおかしくありません。
~日立:株価はおかしくない②~ |
・日立の株価は20年ぶりの水準へ戻る |
・2009年の赤字7000億計上し構造改革実施 |
・リーマン以前の高収益企業へと復活 |
まとめ
本記事では、日立の業績や株価推移、株主還元、株価が上がる理由などについて解説しました。
日立といえば不安定な業績が目立っていましたが、構造改革により成長企業へと化けました。
2020年以降は連続増配を実施しており、大規模な自社株買いも実施しています。
20年ぶりの株価水準ですが、業績面の成長性から今後も期待されます。
とはいえ、世界経済次第で株価は影響を受けるので投資は自己責任で実施しましょう。
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