【信越化学】株価が急落した理由は?配当や将来性について解説!

※当サイトではアフィリエイトおよびGoogle広告を利用しています。
※当サイトではアフィリエイトおよびGoogle広告を利用しています。
投資
投資
~本記事で分かること~
・信越化学という会社について
・信越化学の業績や株価
・配当や自社株買いの推移
・株価が急落した理由

どうも、ヒカリblogへようこそ。

今回は信越化学について取り上げていきます。

シリコンウエハーで世界トップシェアを有している半導体銘柄です。

化学メーカーとして超一流企業ですが、BtoB企業なので一般的にはあまり知られていません。

そんな信越化学の株価は30%近い下落を何度も経験しています。

信越化学の株価が暴落した理由は何か。

それは半導体や塩ビ市況の落ち込みよる業績懸念によるものです。

しかし、2023年以降は最高値を再び更新しつつあります。

本記事では信越化学の業績や株価推移、株主還元、株価が暴落した理由などを解説していきます。

株取引ならauカブコム証券!!

auカブコム証券
 口座開設はこちら!
・信用格付は主要ネット証券No.1

・新NISAに対応でプチ株投資ができる

・Pontaポイントでプチ株や投資信託ができる

・1株単位のコツコツ投資が可能

・積立買付手数料が0円

・auじぶん銀行の円普通預金金利が200倍でお得

信越化学とは

信越化学は世界で戦っているトップ企業ですが、企業間取引がメインのため知名度はそこまで高くありません。

そのため何をしている企業なのかイマイチ掴めてない人も多いのでは?

投資をする前に会社の規模や事業内容を知っておきましょう。

では、それぞれ解説していきます。

会社の規模

まずは会社の規模から。

信越化学は1926年に設立され、売上高は約2.8兆円。

シリコンウエハーで世界トップシェアを有している日本を代表する半導体関連企業の1つです。

東証プライム市場に上場しており、社員数は約2.5万人の大企業となります。

上場 プライム市場
資本金 約1194億円
設立日 1926年
売上高 約2.8兆円
社員数 25,717人

事業内容

続いては事業内容について。

画像(引用:公式HP)の通り、信越化学は4つの事業から構成されており主力事業は生活環境基板・電子材料事業となります。

それぞれ個別に解説していきましょう。

生活環境基盤材料

まずは生活環境基盤材料。

この事業では、その名の通り生活環境の基本となる材料を開発販売しています。

具体的には、上下水道のインフラや住宅・農業などに用いられる塩ビを取り扱っています。

信越化学は塩ビ分野での最大手企業であり、人々の生活を支えています。

売上に占める割合は約47%となっています。

~事業内容:生活環境基盤材料~
・社会インフラに使われる塩ビを展開
・信越化学は塩ビ業界で最大手企業
・収益に対する割合は約47%

電子材料

2つ目が電子材料です。

この事業では、シリコンウエハーやフォトレジスト・封止材料など半導体に欠かせない材料を扱っています。

特にシリコンウエハーは世界トップシェア、自動車向けにもシリコン材料が多々使用されています。

売上に占める割合は約31%となっています。

~事業内容:電子材料~
・半導体材料を幅広く展開
・シリコンウエハーは世界トップシェア
・収益に対する割合は約31%

機能材料

3つ目が機能材料です。

この事業では、シリコーンやセルロース誘導体などの開発販売が行われています。

具体的に、シリコーンは自動車や化学・ヘルスケア分野で幅広く使用され、セルロース誘導体は医薬品や食品などに展開しています。

売上に占める割合や約17%となっています。

~事業内容:機能材料~
・シリコーンやセルロース誘導体などの開発販売
・自動車やヘルスケア、医薬品など幅広く展開
・収益に対する割合は約17%

加工・商事・技術サービス

最後が、加工・商事・技術サービスです。

この事業では、塩ビやシリコンなどの加工技術やプラント設計・建設などを手掛けています。

また、ユーザーの抱える課題に対し解決策を提案するサービスも提供しています。

売上に占める割合は約5%です。

~事業内容:その他~
・加工、商事、技術サービスを展開
・塩ビの加工技術やプラント設計に強み
・収益に対する割合は約5%

信越化学:業績について

信越化学の業績について。

シリコンウエハーで世界シェアトップでコロナ禍以降は半導体需要も旺盛。

コロナ禍以降の業績を見ていきましょう。

決算書の読み方が分かれば銘柄選びで間違えにくいのですが、読み方がよく分からない方はこちらの書籍がオススメです。

売上&営業利益の推移

信越化学の売上と営業利益の推移を以下の表にまとめました(引用:四季報)。

コロナ禍においても営業利益は約26%と破格の高水準。

さらに2021年以降は増収増益が続き、2023年の売上高と営業利益は2020年の倍近くとなっています。

半導体需要の追い風や住宅好調で塩ビ市況が伸びるなど、まさに絶好調であることが分かります。

2024年は業績をけん引してきた塩ビの市況が悪く3期ぶりの減益予想となっています(引用:日経新聞)。

信越化学の売上&営業利益
年度 経常収益(百万円) 経常利益(百万円) 経常利益率
2020年 1,543,525 406,041 26.3%
2021年 1,496,906 392,213 26.2%
2022年 2,074,428 676,322 32.6%
2023年 2,808,824 998,202 35.5%
2024年(予) 2,300,000 700,000 30.4%

信越化学:株価の推移

信越化学の株価について。

業績好調で2020年以降は増収増益だった信越化学。

コロナ禍やコロナ後にかけての株価推移はどうだったのか。

株式投資が不安な方や中々勝てない方は、損をしない投資方法を解説しているので参考にどうぞ。

安全な資産運用は積み立て投資一択!

コロナ前

信越化学のコロナ前~コロナ禍にかけての株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。

ご覧の通り、株価は全体的に上昇基調でありコロナ禍では株価が2000→4000円にまで倍増しています。

コロナ禍でも塩ビや半導体関連が活況で、コロナ禍の業績へのダメージが限定的でした(引用:ロイター通信)。

その結果、業績好調かつ増配発表がされることで株価はコロナ前の2倍にまで上昇しました。

~信越化学の株価:コロナ禍~
・コロナ前から株価は上昇基調
・コロナ禍でも業績&株価好調
・2020年以降株価は2000→4000円へ

コロナ後

信越化学のコロナ後の株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。

ご覧の通り、株価は2022年に30%近く下落するも2023年以降は上昇傾向にあります。

2022年はコロナ禍で株価4000円まで上昇した反動や米国の金利上昇などが影響。

2023年は自社株買いの発表や業績の上方修正などの発表で反転上昇した形です(参考:マネクリ)。

~信越化学の株価:コロナ後~
・2022年に暴落も2023年は反転上昇
・2022年は株価調整&金利の利上げ影響
・2023年は株主還元強化&上方修正で株価↑

株だけに頼らずポートフェリオを幅広く

株は勢いに乗れば一攫千金ですが、株価が落ちるのも非常に速いです。

私は株以外に積み立て投資をしていますが、画像の通り15%以上の利益を得ることが出来ています

このように資産運用をする場合は株だけではなく、投資信託を始めとした分散投資が重要となります。

【低リスク】安全な資産運用は積み立て投資一択!
どうも、ヒカリblogへようこそ。株やFX、仮想通貨など、お金を稼ぐ方法は数多くあります。しかし、暴落や証拠金振込など怖いと感じるリスクは必ずあります。リスクは低く、それでいて資産運用できる方法はないのか。そこで、比較的安全な資産運用として...

コツコツ積み立て投資なら【ひふみ投信】

ひふみ投信1000円から投資することが出来、解約手数料もかかりません

運用も非常に優秀で、国内外の成長企業を発掘する調査・分析力により基準価額が6倍以上にもなっています。

また、長期で運用するため相場の上下にも強く、元本割れしづらいといったメリットがあります。

老後2000万円問題で不安だけど株はちょっと・・・という方は投資信託を始めましょう。

1000円から積み立て可能【ひふみ投信
積み立て開始はこちら!

信越化学:株主還元について

信越化学の株主還元について。

株主還元は配当金や自社株買い、株主優待、株式分割などが挙げられます。

信越化学の場合、配当金と自社株買い・株式分割を実施しています。

それぞれ解説していきましょう。

配当銘柄狙いで投資をしたい方は、こちらの書籍で投資術について詳しく書かれていますので参考にどうぞ。

配当の推移

信越化学の配当の推移を以下の表にまとめました(引用:信越化学IR情報)。

2020年は1株当たり44円でしたが、2023年には1株あたり100円と2倍以上となっています。

これは、コロナ禍の巣ごもり需要による半導体不足や塩ビ市況が業績を押し上げたためです。

信越化学は配当性向35%前後を目安としているおり、一度も減配したことが無いため配当銘柄として魅力的と言えます(参考:信越化学IR情報)。

年度 中間配当 期末配当 合計
2020 22 22 44
2021 22 28 50
2022 30 50 80
2023 45 55 100
2024(予) 50 50 100

自社株買いの推移

信越化学の自社株買いの推移を以下の表にまとめました(引用:IRBANK)。

信越化学の自社株買いは1000億円規模であることが特徴です。

直近では2019年、2022年に自社株買いが実施されています。

コロナ禍では先行き不明で実施されていませんでしたが、2022年から再び自社株買いに力をいれた形ですね。

2023年7月には1000億円規模の自社株買いを発表し、2年連続の自社株買いと株主還元に積極的です(引用:ロイター通信)。

年度 自社株買い実施額
2019年 約1000億円
2022年 約1000億円
2023年 約1552億円

株式分割の実施

信越化学は2023年に株式分割を実施しています。

具体的に、2023年3月31日を基準として1株につき5株へと株式分割されました(引用:信越化学IR)。

株式分割を実施した理由は、コロナ禍で株価が2万円まで上昇したの株式分割を実施して流動性を高めるためです。

~信越化学:株式分割~
・2023年4月より株式分割実施
・分割比率は1→5株へ
・株価2万円から4000円へと手頃な価格帯へ

信越化学:株価が急落した理由は?

信越化学の株価は2022年に急落しました。

具体的に、株価は4000円から3000円付近まで約30%の急落。

信越化学の株価はなぜ急落したのかを解説していきます。

半導体市況悪化による業績懸念

まず一つ目が半導体の市況悪化による業績懸念です。

コロナ禍の巣ごもり需要でPCやスマホが飛ぶように売れ、半導体不足になるほど需要過多でした。

そのため信越化学のシリコンウエハも好調で業績をけん引し株価が上昇。

しかし、巣ごもり需要終了により半導体不足が一転し、供給過剰になる懸念がされました(参考:WSJ)。

その結果、世界的に半導体銘柄の売り圧力が高まり、信越化学の株価も急落する形となりました。

~信越化学:株価急落①~
・巣ごもり特需の反動で半導体供給過剰の懸念
・業績けん引のシリコンウエハ減少に対する失望売り
・半導体銘柄への売り圧力の被害

塩ビ市況悪化

株価急落の2つ目の理由が塩ビ市況の悪化です。

塩ビの市況チャートを以下に掲載します(引用:GD Freak)。

ご覧の通り、2022年からは一気に市況が悪化し、2023年になっても回復していません。

信越化学の主力事業は塩ビ分野であるため、市況悪化により業績懸念が生じ株価急落の一因となりました。

~信越化学:株価急落②~
・塩ビ市況の悪化
・信越化学の主力は塩ビ分野のため業績懸念
・半導体と塩ビ市況悪化で売り圧拡大

信越化学:今後と将来性について

信越化学の今後と将来性について。

2023年時点で業績が好調な信越化学ですが、これからどうなるのか。

短期目線の今後と長期目線の将来性について予想しましょう。

今後:円安効果で業績拡大

まず、短期目線の今後は、円安効果で業績拡大が期待されます。

前期の決済レートが1ドル134円に対し、2023年9月時点で1ドル147円を超える水準となっています。

円安が進むと塩ビ事業や半導体事業にとっては追い風であり、業績の上振れ要因と成り得ます(引用:四季報オンライン)。

2024年の業績予想は減収減益ですが、円安効果で為替差益が大きければ減益幅が圧縮されるかもしれません。

このように、目先に関しては円安効果で業績改善の期待が膨らむでしょう。

~信越化学:今後について~
・ドル円レートが前期よりも10円以上円安
・円安効果で為替差益発生で業績改善の期待
・目先は株価が維持または上昇する期待あり

将来性:半導体用シリコンウエハの拡大

長期目線の将来性では、半導体関連の需要が見込めます。

日本政府は半導体を戦略物質として位置づけ、TSMC誘致や補助金新設・JSR買収など国内生産を推奨しています。

信越化学は半導体の基板となるシリコンウエハを製造しているため、これらの国内製造拠点が増えれば必然的に需要が高まります。

さらに電気自動車やデータセンターなど半導体はこれから先もずっと需要が絶えることがない産業。

半導体市場は2030年に向けて2倍程度成長することが見通されていることから、将来性はかなり有望と思われます(参考:NEWSCAST)。

~信越化学:将来性について~
・半導体の国策によりシリコンウエハに追い風
・半導体市場は2030年に23年比で2倍に成長見通し
・技術競争に生き残れば将来性はかなり有望

まとめ

本記事では、信越化学の業績や株価推移、株主還元、株価が急落した理由などについて解説しました。

信越化学は、半導体不足と塩ビ市況の好調でコロナ禍でも業績を伸ばし株価は2倍近く上昇。

その反面、2022年は米国金利の利上げにより世界的な売り圧、そして市況悪化が悪材料となり株価が大きく下落しました。

配当は増配傾向にあり、一度も減配を実施したことが無いため将来的にも明るい優良銘柄と言えます。

2023年は減益予想ですが配当は維持されるため、長期的な投資先として魅力的かと思われます。

とはいえ、世界情勢次第で株価は大きく変化するため投資は自己責任で行いましょう。

勝ちやすい割安銘柄を探す方法や投資術を磨きたい方は、こちらの書籍が分かりやすいです。

信越化学の株主になりたい場合は、1株単位でコツコツ投資が出来るがauカブコム証券がオススメです。

プチ株ならauカブコム証券!!

auカブコム証券
 口座開設はこちら!
・信用格付は主要ネット証券No.1

・新NISAに対応でプチ株投資ができる

・Pontaポイントでプチ株や投資信託ができる

1株単位の少額で株が買える

・積立買付手数料が0円

・auじぶん銀行の円普通預金金利が200倍

コツコツ積み立て投資なら【ひふみ投信】

ひふみ投信1000円から投資することが出来、解約手数料もかかりません

運用も非常に優秀で、国内外の成長企業を発掘する調査・分析力により基準価額が6倍以上にもなっています。

また、長期で運用するため相場の上下にも強く、元本割れしづらいといったメリットがあります。

老後2000万円問題で不安だけど株はちょっと・・・という方は投資信託を始めましょう。

1000円から積み立て可能【ひふみ投信
積み立て開始はこちら!

関連する記事は以下となります。

三菱UFJや日立製作所のような有名株はもちろん高配当株も参考にどうぞ。

これ以外の投資関連の記事はこちらでまとめています。

【低リスク】安全な資産運用は積み立て投資一択!
どうも、ヒカリblogへようこそ。株やFX、仮想通貨など、お金を稼ぐ方法は数多くあります。しかし、暴落や証拠金振込など怖いと感じるリスクは必ずあります。リスクは低く、それでいて資産運用できる方法はないのか。そこで、比較的安全な資産運用として...
【東京エレクトロン】株価が下落した理由は?配当で生活できる利回り?将来性についても解説!
~本記事で分かること~・東京エレクトロンの業績・株価推移と下落の理由・株主還元について・東京エレクトロンの将来性どうも、ヒカリblogへようこそ。東京エレクトロンという会社を知っていますでしょうか。世界最大の半導体製造メーカーの一つであり、...
【SUMCO】株価が上がらない理由は?配当は今後どうなる?シリコンウエハ専業で駆け上がれ!
~本記事で分かること~・SUMCOの業績や事業内容・SUMCOの株価の推移・SUMCOの株価が上がらない理由・SUMCOの今後についてどうも、ヒカリblogへようこそ。皆さん、SUMCOという会社を知っていますでしょうか。今を輝く半導体メー...
【ソシオネクスト】株価は今後どうなる?将来性が高く半導体不況でも強い!潰れる心配のない有望株!
どうも、ヒカリblogへようこそ。コロナ禍以降、半導体不足という言葉を良く聞くようになりました。半導体不足は2022年後半から改善されており株価が急落している銘柄も多く、痛い目にあった方も多いのではないでしょうか。さて、今回は2023年度も...
【日立】株価はなぜ上がる?おかしい?連続増配や自社株買い決定!構造改革で成長路線へ!
~本記事で分かること~・日立の業績・日立の株価推移・日立の株主還元・日立の株価はなぜ上がるかどうも、ヒカリblogへようこそ。日立といえば、身近な家電からクリーンエネルギーまで地球規模の事業を展開している超一流企業です。投資家ならば日立の株...
タイトルとURLをコピーしました