【信越化学】株価が急落した理由は?配当や配当利回り・将来性・株の買い方等を解説!

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半導体銘柄
半導体銘柄投資
~本記事で分かること~
・信越化学という会社について
・信越化学の業績や株価
・配当や自社株買いの推移
・株価が急落した理由

信越化学はシリコンウエハーで世界トップシェアを有している半導体銘柄です。

化学メーカーとして超一流企業ですが、BtoB企業なので一般的にはあまり知られていません。

そんな信越化学の株価は30%近い下落を何度も経験しています。

信越化学の株価が暴落した理由は何か。

それは半導体や塩ビ市況の落ち込みよる業績懸念によるものです。

本記事では信越化学の業績や株価推移、株主還元、株価が暴落した理由などを解説していきます。

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信越化学とは

信越化学は世界で戦っているトップ企業ですが、企業間取引がメインのため知名度はそこまで高くありません。

そのため何をしている企業なのかイマイチ掴めてない人も多いのでは?

投資をする前に会社の規模や事業内容を知っておきましょう。

では、それぞれ解説していきます。

会社の規模

まずは会社の規模から。

信越化学は1926年に設立され、売上高は約2.8兆円。

シリコンウエハーで世界トップシェアを有している日本を代表する半導体関連企業の1つです。

東証プライム市場に上場しており、社員数は約2.5万人の大企業となります。

上場プライム市場
資本金約1194億円
設立日1926年
売上高約2.8兆円
社員数25,717人

事業内容

続いては事業内容について。

画像(引用:公式HP)の通り、信越化学は4つの事業から構成されており主力事業は生活環境基板・電子材料事業となります。

それぞれ個別に解説していきましょう。

生活環境基盤材料

まずは生活環境基盤材料。

この事業では、その名の通り生活環境の基本となる材料を開発販売しています。

具体的には、上下水道のインフラや住宅・農業などに用いられる塩ビを取り扱っています。

信越化学は塩ビ分野での最大手企業であり、人々の生活を支えています。

売上に占める割合は約47%となっています。

~事業内容:生活環境基盤材料~
・社会インフラに使われる塩ビを展開
・信越化学は塩ビ業界で最大手企業
・収益に対する割合は約47%

電子材料

2つ目が電子材料です。

この事業では、シリコンウエハーやフォトレジスト・封止材料など半導体に欠かせない材料を扱っています。

特にシリコンウエハーは世界トップシェア、自動車向けにもシリコン材料が多々使用されています。

売上に占める割合は約31%となっています。

~事業内容:電子材料~
・半導体材料を幅広く展開
・シリコンウエハーは世界トップシェア
・収益に対する割合は約31%

機能材料

3つ目が機能材料です。

この事業では、シリコーンやセルロース誘導体などの開発販売が行われています。

具体的に、シリコーンは自動車や化学・ヘルスケア分野で幅広く使用され、セルロース誘導体は医薬品や食品などに展開しています。

売上に占める割合や約17%となっています。

~事業内容:機能材料~
・シリコーンやセルロース誘導体などの開発販売
・自動車やヘルスケア、医薬品など幅広く展開
・収益に対する割合は約17%

加工・商事・技術サービス

最後が、加工・商事・技術サービスです。

この事業では、塩ビやシリコンなどの加工技術やプラント設計・建設などを手掛けています。

また、ユーザーの抱える課題に対し解決策を提案するサービスも提供しています。

売上に占める割合は約5%です。

~事業内容:その他~
・加工、商事、技術サービスを展開
・塩ビの加工技術やプラント設計に強み
・収益に対する割合は約5%

信越化学:業績について

信越化学の業績について。

シリコンウエハーで世界シェアトップでコロナ禍以降は半導体需要も旺盛。

コロナ禍以降の業績を見ていきましょう。

決算書の読み方が分かれば銘柄選びで間違えにくいのですが、読み方がよく分からない方はこちらの書籍がオススメです。

売上&営業利益の推移

信越化学の売上と営業利益の推移を以下の表にまとめました(引用:四季報)。

コロナ禍においても営業利益は約26%と破格の高水準。

さらに2021年以降は増収増益が続き、2023年の売上高と営業利益は2020年の倍近くとなっています。

半導体需要の追い風や住宅好調で塩ビ市況が伸びるなど、まさに絶好調であることが分かります。

2024年は業績をけん引してきた塩ビの市況が悪く3期ぶりの減益予想となっています(引用:日経新聞)。

信越化学の売上&営業利益
年度経常収益(百万円)経常利益(百万円)経常利益率
2020年1,543,525406,04126.3%
2021年1,496,906392,21326.2%
2022年2,074,428676,32232.6%
2023年2,808,824998,20235.5%
2024年(予)2,300,000700,00030.4%

信越化学:株価の推移

信越化学の株価について。

業績好調で2020年以降は増収増益だった信越化学。

コロナ禍やコロナ後にかけての株価推移はどうだったのか。

株式投資が不安な方や中々勝てない方は、損をしない投資方法を解説しているので参考にどうぞ。

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コロナ前:半導体特需で株価上昇

信越化学のコロナ前~コロナ禍にかけての株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。

ご覧の通り、株価は全体的に上昇基調でありコロナ禍では株価が2000→4000円にまで倍増しています。

これは半導体特需や塩ビ市況の活況により、コロナ禍の業績へのダメージが限定的であったためです(引用:ロイター通信)。

その結果、業績好調かつ増配発表がされることで株価はコロナ前の2倍にまで上昇しました。

~信越化学の株価:コロナ禍~
・コロナ前から株価は上昇基調
・コロナ禍でも業績&株価好調
・2020年以降株価は2000→4000円へ

コロナ後:2023年から反転攻勢

信越化学のコロナ後の株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。

ご覧の通り、株価は2022年に30%近く下落するも2023年以降は反転し5000円を突破しています。

2022年はコロナ禍で株価4000円まで上昇した反動や米国の金利上昇などが影響。

2023年は自社株買いの発表や業績の上方修正、国策推進などの発表で反転上昇した形です(参考:マネクリ)。

~信越化学の株価:コロナ後~
・2022年に暴落も2023年に株価5000円突破
・2022年は株価調整&金利の利上げ影響
・2023年は株主還元強化&上方修正で株価↑
・国策推進で半導体銘柄の全面高

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信越化学:株主還元について

信越化学の株主還元について。

株主還元は配当金や自社株買い、株主優待、株式分割などが挙げられます。

信越化学の場合、配当金と自社株買い・株式分割を実施しています。

それぞれ解説していきましょう。

配当銘柄狙いで投資をしたい方は、こちらの書籍で投資術について詳しく書かれていますので参考にどうぞ。

配当の推移

信越化学の配当の推移をグラフにまとめました(引用:信越化学IR情報)。

ご覧の通り、配当金は右肩上がりの増配銘柄であることが分かります。

2020年は1株当たり44円でしたが、2023年には1株あたり100円と2倍以上となっています。

これは、コロナ禍の巣ごもり需要による半導体不足や塩ビ市況が業績を押し上げたためです。

信越化学は配当性向35%前後を目安としているおり、一度も減配したことが無いため配当銘柄として魅力的と言えます。

配当利回りの推移

信越化学の配当利回りをグラフにまとめました。

ご覧の通り、配当利回りは1~2%前後と低く見えます。

これは倍近い増配を実施しても、株価も倍近く上昇するため配当利回りが見かけ上低く見えているのです。

安定的な増配と株価上昇が見込める魅力的な銘柄であることは、配当利回りの推移からも分かりますね。

自社株買いの推移

信越化学の自社株買いの推移をグラフにまとめました(引用:IRBANK)。

信越化学の自社株買いは1000億円規模であることが特徴です。

コロナ禍では先行き不明で実施されていませんでしたが、2022年から再び自社株買いに力をいれた形ですね。

2023年7月には1000億円規模、11月には追加で上限80億円規模の自社株買いを発表しており、株主還元に積極的であることが伺えます。

株式分割の実施

信越化学は2023年に株式分割を実施しています。

具体的に、2023年3月31日を基準として1株につき5株へと株式分割されました(引用:信越化学IR)。

株式分割を実施した理由は、コロナ禍で株価が2万円まで上昇したの株式分割を実施して流動性を高めるためです。

~信越化学:株式分割~
・2023年4月より株式分割実施
・分割比率は1→5株へ
・株価2万円から4000円へと手頃な価格帯へ

信越化学:株価が急落した理由は?

信越化学の株価は2022年に急落しました。

具体的に、株価は4000円から3000円付近まで約30%の急落。

信越化学の株価はなぜ急落したのかを解説していきます。

半導体市況悪化による業績懸念

まず一つ目が半導体の市況悪化による業績懸念です。

コロナ禍の巣ごもり需要でPCやスマホが飛ぶように売れ、半導体不足になるほど需要過多でした。

そのため信越化学のシリコンウエハも好調で業績をけん引し株価が上昇。

しかし、巣ごもり需要終了により半導体不足が一転し、供給過剰になる懸念がされました(参考:WSJ)。

その結果、世界的に半導体銘柄の売り圧力が高まり、信越化学の株価も急落する形となりました。

~信越化学:株価急落①~
・巣ごもり特需の反動で半導体供給過剰の懸念
・業績けん引のシリコンウエハ減少に対する失望売り
・半導体銘柄への売り圧力の被害

塩ビ市況悪化

株価急落の2つ目の理由が塩ビ市況の悪化です。

塩ビの市況チャートを以下に掲載します(引用:GD Freak)。

ご覧の通り、2022年からは一気に市況が悪化し、2023年になっても回復していません。

信越化学の主力事業は塩ビ分野であるため、市況悪化により業績懸念が生じ株価急落の一因となりました。

~信越化学:株価急落②~
・塩ビ市況の悪化
・信越化学の主力は塩ビ分野のため業績懸念
・半導体と塩ビ市況悪化で売り圧拡大

信越化学:買い時はいつ?

信越化学の買い時はいつなのか。

半導体銘柄はコロカ禍以降に大幅上昇しましたが、その後は調整局面でした。

そんな中、買い時を知りたいのは投資家なら誰しも思うことでしょう。

半導体市場が反転したら買うべき

信越化学の買い時として、半導体市場が反転した時です。

半導体関連銘柄の特徴として、上がる時は一気に上昇し下がる時は一気に下落します。

信越化学という会社は高収益かつ株主還元に積極的で魅力的ですが、やはり全体市場には勝てません。

短期投資なら、有名な半導体銘柄を複数モニターし全体的に株価が継続的に上昇し始めたらインしましょう。

長期投資が目的なら、特に株価に関係なく少しずつ買い増して配当金収益を得るのも良いでしょう。

~信越化学:買い時~
・買い時は半導体銘柄の相場が反転した場面
・信越化学自体は魅力的でも全体相場に左右
・短期目線なら、半導体市場に連動してイン
・長期目線なら、買い増しすべし

信越化学:今後と将来性について

信越化学の今後と将来性について。

2023年時点で業績が好調な信越化学ですが、これからどうなるのか。

短期目線の今後と長期目線の将来性について予想しましょう。

今後:円安効果で業績拡大

まず、短期目線の今後は、円安効果で業績拡大が期待されます。

前期の決済レートが1ドル134円に対し、2023年11月時点で1ドル150円を超える水準となっています。

円安が進むと塩ビ事業や半導体事業にとっては追い風であり、業績の上振れ要因と成り得ます(引用:四季報オンライン)。

2024年の業績予想は減収減益ですが、円安効果で為替差益が大きければ減益幅が圧縮されるかもしれません。

このように、目先に関しては円安効果で業績改善の期待が膨らむでしょう。

~信越化学:今後について~
・ドル円レートが前期よりも10円以上円安
・円安効果で為替差益発生で業績改善の期待
・目先は株価が維持または上昇する期待あり

今後:配当はどうなるか

信越化学の配当はどうなるか。

信越化学の配当方針として、配当性向35%前後としています(引用:信越化学HP)。

つまり、業績が拡大すれば増配期待が膨らむことになります。

半導体市場としては今後も成長する分野であり、年単位で考えれば配当金はどんどん増えていくことが予想されます。

実際、2020~2023年で配当金は約2.5倍にまで増加しており、今後も株主還元に期待できるでしょう。

~信越化学:今後の配当~
・配当性向35%方針で今後も増配期待
・2020-2023年の3年間で配当金は約2.5倍
・半導体分野の成長性は高く長期投資は魅力的

将来性:半導体用シリコンウエハの拡大

長期目線の将来性では、半導体関連の需要が見込めます。

日本政府は半導体を戦略物質として位置づけ、TSMC誘致や補助金新設・JSR買収など国内生産を推奨しています。

信越化学は半導体の基板となるシリコンウエハを製造しているため、これらの国内製造拠点が増えれば必然的に需要が高まります。

さらに電気自動車やデータセンターなど半導体はこれから先もずっと需要が絶えることがない産業。

半導体市場は2030年に向けて2倍程度成長することが見通されていることから、将来性はかなり有望と思われます(参考:NEWSCAST)。

~信越化学:将来性について~
・半導体の国策によりシリコンウエハに追い風
・半導体市場は2030年に23年比で2倍に成長見通し
・技術競争に生き残れば将来性はかなり有望

まとめ

本記事では、信越化学の業績や株価推移、株主還元、株価が急落した理由などについて解説しました。

信越化学は、半導体不足と塩ビ市況の好調でコロナ禍でも業績を伸ばし株価は2倍近く上昇。

その反面、2022年は米国金利の利上げにより世界的な売り圧、そして市況悪化が悪材料となり株価が大きく下落しました。

配当は増配傾向にあり、一度も減配を実施したことが無いため将来的にも明るい優良銘柄と言えます。

2023年は減益予想ですが配当は維持されるため、長期的な投資先として魅力的かと思われます。

とはいえ、世界情勢次第で株価は大きく変化するため投資は自己責任で行いましょう。

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