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コロナ禍以降、半導体不足という言葉を良く聞くようになりました。
半導体不足は2022年後半から改善されており株価が急落している銘柄も多く、痛い目にあった方も多いのではないでしょうか。
さて、今回は2023年度も売り上げが停滞せず、順調に成長している会社を紹介します。
その名も「株式会社ソシオネクスト」です。
・富士通とパナソニックの子会社が統合した企業
・2022年にプライム市場に株式上場
・設計~量産まで一貫している
・最先端の半導体を供給
・営業利益が10%越え
・連続増配&株式分割の発表
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【概要】株式会社ソシオネクスト
さて、ソシオネクストって聞いたことが無い人が大半だと思います。
どんな会社なのか、どんな製品を取り扱っているのか。
投資する前に、これらについて知っておきましょう。
会社の規模(2023年時点)
まずは会社の規模から見ていきましょう。
富士通とパナソニックの子会社同士が合併したため、かなり規模が大きくなっています。
上場 | 東証プライム市場 |
資本金 | 302億円 |
事業開始日 | 2015年 |
売上額 | 1927億円 |
社員数 | 約2600人 |
※富士通とパナソニックの半導体関連子会社が合併して設立 |
事業内容
続いて事業内容ですが、半導体の設計および量産、システム構築となります。
ザ・半導体の事業内容ですが、汎用型ではなく最先端の半導体技術を用いたカスタム型に特化しているのが特徴。
特にソシオネクストはSoC(システム・オン・チップ)を得意としており、自動運転や5G関係のデータセンター、スマートデバイス向けに強みを持ちます。
SoC(システム・オン・チップ)とは?? |
半導体チップは、1つのチップに1つの機能というのが一般的ですが、SoCは1つのチップに複数の機能を積むことで「早く」「小さく」を実現した最先端テクノロジー。 |
SoC 及びそれを核とするソリューション/サービスの設計、開発及び販売
ソシオネクストが掲げる事業内容は、
【Soc及びそれを核とするソリューション/サービスの設計、開発及び販売】です。
一言でいうと、半導体の設計から客先と相談し生産やシステム開発まで行うといったところです。
ソシオネクストのHPでは以下のように紹介されています。
先端企業の多くは、自社製品の差別化や目指す機能(性能)の実現に最適な専用SoCを必要としています。
こうしたお客様ニーズや市場環境の変化に応えるため、お客様のコンセプト段階から関与し、エコシステムの最適な組み合わせを提案する。
引用:ソシオネクストHP
ソシオネクストの売上&営業利益
続いて、ソシオネクストの売上や営業利益を見ていきましょう。
半導体関連はコロナ禍の半導体不足で売り上げが急成長した反動で、2022年以降は停滞と言われていますがソシオネクストは別格となります。
決算書の読み方が分かれば銘柄選びで間違えにくいのですが、読み方がよく分からない方はこちらの書籍がオススメです。
売上&営業利益の推移
年度毎の売上と営業利益、そして営業利益率を表にまとめました(引用:四季報)。
2021年は1.5%と低水準でしたが、2023年には11.2%まで上昇しました。
2024年通期見込みでは営業利益が約14%で高収益化が進んでいます。
さらに、2024年1月時点の為替は148円なので想定よりも為替差益が見込まれます。
参考までに、為替が1円円安に傾くと営業利益が約3.5億円増益します(引用:ソシオネクスト決算)。
ソシオネクストの売上&営業利益 | |||
年度 | 売上(百万円) | 営業利益(百万円) | 営業利益率 |
2021年 | 99,746 | 1,552 | 1.5% |
2022年 | 117,009 | 8,463 | 7.2% |
2023年 | 192,767 | 21,711 | 11.2% |
2024年(予) | 214,000 | 29,000 | 13.5% |
売上拡大の理由
2023年、一気に売り上げが600億円近く増額し、さらに営業利益が11%まで拡大しました。
この理由は何なのか。
それは、5Gや自動車、スマートデバイス向けの注力分野において、2019年以降に獲得した開発案件が終了し量産化されたためです。
また、各量産計画が従来予想よりも前倒しになり、円安が大幅に進んだことにより売上・営業利益を後押ししています。
今後も開発案件が量産化されることで、さらなる売り上げ向上が見込まれます。
~ソシオネクスト:成長理由~ |
・開発案件の量産化が進み業績拡大 |
・量産計画の前倒しで上方修正 |
・大幅な円安で為替差利益による業績押し上げ |
株だけに頼らずポートフェリオを幅広く
株は勢いに乗れば一攫千金ですが、株価が落ちるのも非常に速いです。
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ソシオネクストの将来性について
業績が好調なソシオネクストの将来性はどうなのか。
半導体は多くの製品に使われており、半導体不足が改善すると業績が停滞しがち。
しかし、ソシオネクストはSoCの設計に特化しているため成長期待があり将来有望と言えます。
SoC設計開発のソシオネクストは成長性高い
さて、ソシオネクストは冷蔵庫に使われるような汎用半導体ではなく、特定の製品向けのカスタム半導体を扱っています。
昨今、半導体不足が改善されて業績が悪化している企業の多くはPCやスマホのメモリー系半導体となります。
しかし、ソシオネクストが扱う特定用途向けの半導体はむしろ需要が高まっている状況です。
自動車で言えば、例えばレクサスやクラウンといった特定の車種限定の半導体なので他社の参入障壁が高く強豪相手が少ない。
SoCは開発から量産までに数年を要するプロジェクトであり、今まで積み上げてきた開発案件が量産体制に移行すると業績が一気に成長する可能性があります。
2023年3月31日時点での受注残高は約1兆円であり、ソシオネクストの業績自体は好調そのものです(参考:ソシオネクスト決算)。
~ソシオネクスト:将来性~ |
・カスタム半導体は好調で需要増 |
・開発案件の量産化が進み好調 |
・2023年3月時点で受注残は約1兆円 |
成長領域へのシフトで不況も関係なし
ソシオネクストの将来性が明るい理由として、成長領域へのシフトが挙げられます。
半導体不況で厳しい中、ソシオネクストは順調に利益を伸ばし2024年には純利益が225億円の見込み。
これは事業モデルの転換により、⾃動⾞やデータセンター、スマートデバイスといった成⻑領域にシフトしたためです。
これらの分野は先端製品の需要が高く、ソシオネクストは2ケタ成長することに成功しています。
今後も設備投資が旺盛であるため、将来性は十分ある領域と言えます。
~将来性②:不況も関係なし~ |
・半導体不況でも増収、増益を達成 |
・事業転換により成長路線へシフト |
・自動車やデバイス関連は今後も需要増 |
ソシオネクストの配当金について
ソシオネクストの配当金について解説しましょう。
半導体関連銘柄は配当金が二極化しており、成長優先している企業が見受けられます。
その中でも、ソシオネクストは配当性向4割をメドとしているので高配当銘柄と言えます。
配当銘柄狙いで投資をしたい方は、こちらの書籍で投資術について詳しく書かれていますので参考にどうぞ。
2023年1月決算にて増配
ソシオネクストは2023年1月の第三四半期決算にて増配を発表しました。
1株あたり160円→190円へと30円が増配されました。
増配理由としては、従来予想よりも業績が好調であることや円安による為替差利益が挙げられます。
上方修正されましたが、未だに保守的であるため上振れ予知は十分ありそうです。
【追記】2023年4月決算より、配当が210円に増配されました(引用:ソシオネクスト決算)。
~ソシオネクストの配当について~ | ||
従来予想 | 増配後 | 再増配後 |
160円 | 190円 | 210円 |
2023年以降:連続増配が決定
2023年4月に決算発表があり、ソシオネクストは配当金の増配を決定しています。
前項の通り、2023年の配当は1株あたり190→210円となっています。
その後の配当金について、2024年は230円に増配される見込みです(引用:ソシオネクスト決算)。
今後も業績の為替レートが150円/ドルに対してかなり保守的であるため、まだ増配の可能性に満ちています。
年度 | 中間配当 | 期末配当 | 合計 |
2023 | 0 | 210 | 210 |
2024(予) | 115 | 115 | 230 |
ソシオネクストの株価推移
ソシオネクストの株価推移を確認しましょう。
上場以来、株価は7000円近くまで上昇しましたが年末に5300円付近まで下落しました。
しかし、そこからかなり追い上げています。
株投資が中々上手くいかず含み損が気になる方は以下の記事を参考にしてみてください。
2023年1月27日時点の株価
2023年1月27日の終値が7720円(-150円)でした。
1月以降、抵抗線を突破して7000円の壁を越え、一時8000円まで株価が上昇しました。
今は一気に株価が上昇した調整が行われている状況と思われます。
さて、株価上昇の要因として、株価レーティング情報が9000円という値が発表されたためです。
実際、開発案件の量産化や半導体不況でも強い業態、円安による業績拡大が目先のプラス材料があります。
2023年2月27日時点の株価
2023年2月27日の終値が8870円(+400円)でした。
1カ月で株価が1000円以上上がっており、まさに順調そのものです。
この日は次期「日の丸半導体」として期待されるラピダスの工場予定地が発表されるなどで半導体関連が注目されました。
また、円安が136円まで進んだことでソシオネクストにはプラス材料となっています。
半導体市況が前期割れが続く中、順調に成長・増配しているソシオネクストの株価は堅調と言えます。
2023年11月25日時点の株価
ソシオネクストの株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。
2023年11月25日時点のソシオネクストの株価は13805円となっています。
半導体銘柄ブームの中心として火が付き、1ドル150円の円安効果により最大で28000円近くまで株価は上昇しました。
しかし、その後は大株主の株式売却や半導体ブームの落ち着きがあり、株価は調整中の段階となっています。
業績は好調かつ増配発表も行っているため、今後も期待できる銘柄と言えるでしょう。
ソシオネクスト株のプラス材料
ソシオネクストの株価に対するプラス材料について。
2023年11月時点でのプラス材料としては、業績好調・株式分割の発表が挙げられます。
業績好調:上方修正の発表
2023年10月決算において、ソシオネクストは上方修正を発表しました(引用:ロイター通信)。
理由として、新製品開発や量産化が順調に進み、円安効果で利益押し上げがあったためです。
ソシオネクストは半導体不況の影響を受けず、好調な業績を維持・成長を続けています。
今後の株価に対して、高収益かつ高成長企業であることがプラス材料に働くのは自明と言えるでしょう。
~プラス材料:業績好調~ |
・2023年10月に上方修正発表 |
・開発案件多く量産化も進み高成長へ |
・円安が進むほど為替利益が生じて追い風 |
株式分割:5分割を発表
2023年10月の決算発表と同時に、株式分割の実施も発表されました(引用:ソシオネクスト)。
具体的に、1株を5分割することを発表しており流動性が高まることが期待されます。
分割時期は2024年1月1日であり基準日は12月31日となるため、年末まで株を保有すれば対象となりますね。
一般的に、株式分割が発表されると新規投資家の参入期待で株価は上昇する傾向があります。
~プラス材料:株式分割~ |
・2023年10月に株式分割を発表 |
・1株を5分割することで流動性が高まる |
・一般的に株式分割されると株価は上昇する傾向 |
ソシオネクスト株のマイナス材料
ソシオネクストの株価へのマイナス材料について。
2023年から株価上昇が続いたソシオネクストは半導体株の好調に合わせて堅調に推移していました。
マイナス材料がなく、業績期待・将来性もある魅力的な株でした。
しかし、2023年7月に大きなマイナス材料が発表されたので解説していきます。
富士通やパナソニックによる株式売却
2023年7月5日、富士通やパナソニック、日本政策投資銀行が保有するソシオネクストの株を全て売却することが発表されました(引用:ソシオネクストIR)。
3社が売却する株式は全体の37.5%に相当し、これらが全て売却されることは大きなマイナス材料です。
その後、売却額:1万4668円で7月13〜18日に株式を受け渡すことが発表されました(引用:ロイター通信)。
元々、富士通やパナソニックがソシオネクストの株価上昇後に株式売却の噂はありましたが、今回の発表で現実化した形です。
業績は好調ですが筆頭株主からの保有株放出なので、ファンダメンタルズが悪化しソシオショックと呼ばれる株価下落が生じました。
~ソシオネクスト:マイナス材料~ |
・筆頭株主が保有株式を全て売却 |
・売却する株式は全体の37.5%に相当 |
・ソシオショックの火付け役となる |
株だけに頼らずポートフェリオを幅広く
株は勢いに乗れば一攫千金ですが、ソシオショックのように株価が落ちるのも非常に速いです。
私は株以外に積み立て投資をしていますが、画像の通り15%以上の利益を得ることが出来ています。
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また、スマホだけで投資が出来、確定申告の心配がないのもプラスポイント。
リリースされてから3年間でリターンが約1.4倍と好調であり、運用実績は折り紙付きです。
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今後の株価
ソシオネクストの今後の株価は、長い目でみると好調が続くと思われます。
理由は、上方修正や株式分割の発表によるプラス材料続出によるものです。
配当も連続増配を実施しており、高収益かつ高配当株への道を進む魅力的な銘柄です。
とはいえ、半導体銘柄の値動きは激しいので投資は余裕資金かつ自己責任で進めていきましょう。
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