どうも、ヒカリblogへようこそ。
村田製作所という会社を知っていますでしょうか。
昔はCMも多く、30代以上の人は知っているかと思います。
知名度だけでなく、近年話題の半導体関連銘柄かつ配当利回りが2%近くある企業です。
そんな村田製作所ですが、株価は1万円をピークに下落しています。
なぜ株価は上がらないのか。
本記事では村田製作所の業績や株価、配当、将来性など今後について解説します。
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村田製作所とは
村田製作所を聞いたことがあっても、会社の規模や事業内容を知っている方は少ないと思います。
投資をする前に、会社のことを知ることで将来性の有無を思い浮かべることができます。
まずは、規模や事業内容から解説します。
会社の規模
村田製作所の規模を以下の表にまとめました。
設立は1950年で70年を超える老舗企業です。
売上は1兆7000億円もあり、社員数はなんと約7万人の巨大企業です。
東京プライム市場に上場しており、一流企業と言えるでしょう。
上場 | プライム市場 |
資本金 | 694億円 |
設立 | 1950年 |
売上額 | 約1兆7000億円 |
社員数 | 73,164人 |
事業内容
続いては、事業内容です。
村田製作所は電子部品を扱っており、スマホや家電、自動車関連のアプリケーションからヘルスケアまで様々な製品を提供しています。
主な事業は電子部品の研究や開発・製造です。
電子デバイスの研究開発&販売
村田製作所は新しい電子部品の研究開発に力を入れており、それを販売することで利益を得ています。
具体的には、コンデンサやインダクタ、高周波、機能デバイスなどを取り扱っています。。
売上高の8割が世界トップシェアを有していることからも、村田製作所の技術力の高さが分かります。
特にスマホ向けコンデンサが売上の大半を占めており、1台のスマホに400~800個搭載される積層セラミックコンデンサで世界シェア約4割を占めています。
~研究開発&販売~ |
・売上高の8割が世界トップシェア |
・スマホのコンデンサは世界シェア4割 |
・他社と一線を引く開発力を有する |
村田製作所の業績について
続いては、村田製作所の業績についてです。
コロナ禍で半導体不足となり世界中で取り合いがありましたが、村田製作所はどうだったのか。
コロナ後も含めて見ていきましょう。
売上&営業利益の推移
村田製作所の売上と営業利益の推移を以下の表にまとめました。
コロナ禍の影響を受けましたが2020年は売上・営業利益ともに微減。
稼ぐ力である営業利益は15%と高く、翌年は19%まで回復しています。
また、売上も2022年には1兆8000億円まで増収しており営業利益も23%まで届き、業績は好調そのもの。
23年以降は会社予想で売上は若干低下するものの、営業利益は20%近いことが予想されています。
村田製作所の売上&営業利益 | |||
年度 | 売上(百万円) | 営業利益(百万円) | 営業利益率 |
2020年 | 1,534,045 | 253,247 | 16.5% |
2021年 | 1,630,193 | 313,240 | 19.2% |
2022年 | 1,812,521 | 424,060 | 23.3% |
2023年(予) | 1,680,000 | 295,000 | 17.5% |
2024年(予) | 1,740,000 | 340,000 | 19.5% |
村田製作所:株価の推移
村田製作所の株価について。
アベノミクス以降、村田製作所の株価は順調そのものです。
コロナ禍においては特に好調で、その後は調整局面となっています。
暴落が怖くて株式投資が不安な方は、以下の記事を参考にどうぞ。
2010年~コロナ禍は好調
過去10年分の株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。
株価は調整を済ませながら上昇しており、綺麗な上昇トレンドを形成しています。
トップシェアの電子部品により業績は順調で、増配も行ったため株価も好調となっています。
特にコロナ禍は、スマホや5G・自動運転など村田製作所の業績拡大が期待され株価1万円を超えました。
~アベノミクス以降株価好調~ |
・2010年以降、株価は上昇トレンド |
・2021年には株価1万円を突破 |
・スマホや5G関連など村田製作所に追い風 |
コロナ後は調整の動き
コロナ後の株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。
ご覧の通り、2021年の1万円をピークに株価は下落しています。
理由として、顧客の在庫積み上げ需要の剥落や巣ごもり需要の減速が挙げられます。
また、証券会社が村田製作所の目標株価を引き下げたことも株価下落に拍車をかけました(参考:四季報)。
2023年に入り、抵抗線を突破していることから一旦、長期の調整局面は脱したと考えられます。
~コロナ後は株価調整~ |
・株価1万円→7000円まで下落 |
・レーティング引き下げが影響 |
・2023年に下落トレンドを脱出 |
株だけに頼らずポートフェリオを幅広く
株は勢いに乗れば一攫千金ですが、株価が落ちるのも非常に速いです。
さらに、外的要因にも弱いので注意が必要です。
2023年には、SVB破綻のような新たな金融危機も叫ばれています。
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村田製作所の株主還元について
続いては、村田製作所の株主還元について。
株主還元の代表として、配当や自社株買い、株式分割が挙げられます。
村田製作所は配当と自社株買いを実施しています。
配当の推移
まずは、村田製作所の配当の推移を以下の表にまとめました(引用:IRBANK)。
配当はほぼ毎年増配されており、2023年には1株あたり150円の配当金実績があります。
ちなみに、村田製作所は今まで減配を実施したことがなく、コロナ禍においても97円に増配されています。
今後も半導体の高性能化に伴い業績の拡大が進めば増配が期待されるので、配当銘柄としても魅力的と言えるでしょう。
年度 | 中間配当 | 期末配当 | 合計 |
2020 | 47 | 50 | 97 |
2021 | 55 | 60 | 115 |
2022 | 60 | 70 | 130 |
2023 | 75 | 75 | 150 |
2024(予) | 75 | 75 | 150 |
自社株買いの実施
続いては、自社株買いについて。
村田製作所は、2022年に800億円を上限とする自社株買いを実施しました(引用:Quick Money World)。
自社株買いはなんと10年半ぶりで、大きなサプライズとなりました。
理由は、半導体不足解消による自動車関連の復調や円安効果で営業利益が改善されたためです。
~自社株買いの実施~ |
・10年半ぶりに自社株買い実施 |
・800億円規模で実施 |
・業績改善による株主還元 |
村田製作所の株価はなぜ上がらない?
業績好調かつ自社株買いも実施した村田製作所。
にもかかわらず、株価は1万円をピークにして8000円付近で停滞しています。
村田製作所の株価はなぜ上がらないのか。
考えられる理由は、株価調整と業績停滞懸念です。
株価の上下で投資に苦手意識を持った方は以下の記事を参考にしてみてください。
コロナ禍の急騰による調整
まず一つ目が、コロナ禍の急騰による調整です。
コロナ禍において、村田製作所の株価は4800→10500円へと2倍以上の急騰が起きました。
過熱感が冷めたことによる株価調整が生じて、7000~8000円付近の相場となっています。
特に9000円以上で買った人は高値掴み状態であり、株価が少し上昇したら売却する動きがあるので中々株価が上がらない状態。
~株価調整~ |
・コロナ禍で株価が2倍になった反動 |
・高値掴みホルダーの売りで上昇しづらい |
コロナ特需の落ち着きによる業績停滞懸念
2つ目の理由は、業績停滞の懸念です。
コロナ禍において、部品不足に対応するため各メーカーは部品の在庫積み上げを実施しました。
それに伴い村田製作所の電子部品は多くの発注を受け、まさにコロナ特需状態でした。
しかし、ある程度メーカーの在庫積み上げが終了すれば、特需の剥落し業績が低下するのでは?という不安が生じました。
実際、これによりレーティングも引き下げられ株価が下落しています(引用:四季報)。
~業績停滞懸念~ |
・顧客の在庫積み上げ特需の剥落 |
・2022年度ほどの業績が期待できないかも |
・レーティング引き下げで株価下落 |
村田製作所:今後はどうなる?
村田製作所の今後はどうなるのか。
現状、村田製作所は世界トップシェアの製品を数多く有しています。
それでは満足せず、村田製作所の中期経営計画では、各分野の成長に向けた先行投資が掲げられています。
先行投資を行い技術アップを加速
村田製作所の中期経営計画では、2030年に向けて様々な先行投資を実施すると発表されています(参考:村田製作所)。
2022~2024年の3年間で設備投資を6400億円実施を予定。
これとは別に差異化、つまり模倣品を寄せ付けない技術を獲得するために2300億円を投入します。
2023年3月には生産子会社が新生産棟を竣工したことを発表しており、中長期的な積層セラミックコンデンサーの需要増加に対応予定(引用:MONOist)。
このように、将来に向けた投資を惜しみなく実施しており、他社の付け入る隙を与えず世界シェアを高めていく方針のようです。
これらが実施され、世界シェアを増やすことで業績も拡大することが期待されます。
~先行投資で技術獲得~ |
・2030年に向けて大規模な先行投資実施 |
・2022~24年の3年間で6400億円 |
・さらに差異化に2300億円 |
・タイに新工場竣工を発表 |
・技術獲得加速で業績拡大目指す |
まとめ
本記事では、村田製作所の業績や株価、株主還元、株価が上がらない等について解説しました。
世界トップシェアの製品を多く有する村田製作所はコロナ禍で株価が2倍にもなりました。
その反動で、株価は中々上がらない状況が続いていますが、長期的には下落トレンドを脱しています。
今後は2030年に向けて様々な先行投資を行い、技術獲得や差異化を目指し業績拡大を狙っています。
これらが順調に進めば、増配・株価上昇につながることが期待されます。
とはいえ、コロナ禍のような世界不況も起きる可能性は否定できないので、投資は自己責任で行いましょう。
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