どうも、ヒカリblogへようこそ。
高配当で知られている海運業界。
高配当銘柄かつ株価も好調だったのが川崎汽船です。
配当利回りは10%と高く、海運という今後も欠かせない成長分野に位置しています。
そんな川崎汽船の株価は今後どうなるのか。
本記事では、川崎汽船の業績や株価、配当、今後の株価について解説します。
同業他社についても記事にしているので参考にどうぞ。
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川崎汽船とは
川崎汽船と聞いても、ほとんどの方は知らないかと思います。
投資をする前に会社のことを知るのは基本となります。
まずは会社の規模と事業内容を解説していきます。
会社の規模
まずは会社の規模から。
川崎汽船は1919年に設立され、売上額は約9400億円で業界第3位です。
自動車専用船を日本で初めて導入した、自動車貨物のパイオニアです。
東証プライム市場に上場しており、社員数は5438人の大手企業となります。
上場 | プライム市場 |
資本金 | 754億円 |
設立 | 1919年 |
売上額 | 約9400億円 |
社員数 | 5,438人 |
事業内容
続いては、川崎汽船の事業内容について。
海運会社なので、基本は船舶を使用した運搬がメインとなります。
具体的には、ドライバルクや製品物流、エネルギー関連となります。
ドライバルク
まずは、ドライバルクです。
ドライバルクとは、穀物、鉄鉱石、石炭、木材チップ、塩 などのように、固体(粉粒体)のばら積み乾貨物を指します。
引用:日本港湾協会
川崎汽船でも、鉄鉱石・石炭・穀物の3大ドライバルク貨物はもちろん近年注目されているバイオマス燃料輸送需要についても積極的に対応しています。
この事業だけで売上の30%を占めています。
~ドライバルク~ |
・鉄鉱石や石炭、穀物を運搬 |
・バイオマス燃料輸送の需要にも対応 |
・売上の30%を占める |
製品物流
続いては製品物流。
川崎汽船は日本初の自動車専用船を投入した自動車輸送のパイオニアであり、完成車の安全かつ迅速な輸送サービスを提供しています。
川崎汽船は商船三井と日本郵船の3社でコンテナ船事業を統合し、ONE(オーシャンネットワークエクスプレス)を立ち上げました。
コンテナ船では、一般消費財から部品、原料素材など多種多様な品目の輸送を世界中に展開しています。
この製品物流(自動車やコンテナ船など合わせて)は売上の60%を占める事業となります。
~製品物流~ |
・自動車輸送のパイオニア |
・コンテナ船事業は世界中に展開 |
・売上の60%を占める |
エネルギー資源
3つ目がエネルギー資源です。
川崎汽船はLPG船、大型原油船、電力炭船などを保有し世界中にエネルギーを運搬しています。
近年、クリーンエネルギーとしても注目されているLNGの輸送サービスも提供しており、ゼロカーボン政策にも寄与しています。
日本向けの輸送に加え、グローバルな市場の動きに対応して三国間輸送や中・短期契約船の運航など世界的な事業展開を進めています。
このエネルギー資源輸送は事業全体の売上に占める割合は10%程度です。
~エネルギー資源~ |
・LPGや原油などを世界中に運搬 |
・クリーンエネルギーの運搬にも対応 |
・売上の10%を占める |
川崎汽船の業績について
続いては、川崎汽船の業績についてです。
コロナ禍において、コンテナ船運賃が急騰し海運企業は軒並み好業績でした。
業界3位の川崎汽船はどうだったのでしょう。
決算書の読み方が分かれば銘柄選びで間違えにくいのですが、読み方がよく分からない方はこちらの書籍がオススメです。
売上&営業利益の推移
川崎汽船の売上と営業利益の推移を以下の表にまとめました。
2021年はコロナ禍による物流停滞の影響を受けて営業赤字。
しかし、その後は業績が改善され2023年には営業利益が約788億円まで増益し、営業利益率は8.3%まで上昇しました。
会社見通しでは2024年も増益見込みとなっています。
川崎汽船の売上&営業利益 | |||
年度 | 売上(百万円) | 営業利益(百万円) | 営業利益率 |
2020年 | 735,284 | 6,840 | 0.9% |
2021年 | 625,486 | -21,286 | – |
2022年 | 756,983 | 17,663 | 2.3% |
2023年 | 942,606 | 78,857 | 8.3% |
2024年(予) | 870,000 | 85,000 | 9.7% |
川崎汽船:株価の推移
川崎汽船の株価について。
コロナにおける世界的なコンテナ需要の増加で瞬く間に株価が上昇した海運業界。
川崎汽船はその恩恵を得ることができたのか。
コロナ禍とコロナ後に分けて解説します。
株式投資が不安な方や中々勝てない方は、以下の記事を参考にどうぞ。
コロナ禍は絶好調
過去10年間の株価チャートを掲載します(引用:yahooファイナンス)。
ご覧の通り、2020年はコロナ禍により株価は低迷しましたが、2021年からは一変。
コロナ禍の最安値から10倍以上株価が上昇しました。
コンテナ船運賃の高騰による業績改善や増配により海運銘柄が全般的に買い優先となり株価が大きく反応しました。
~コロナ禍は株価絶好調~ |
・2020年から株価10倍 |
・コロナ特需の恩恵大 |
・連続上方修正&増配発表 |
コロナ後は調整
コロナ後の株価チャートを掲載しました(引用:yahooファイナンス)。
株価の急騰した2020~2021年とは異なり、2022年以降はボックス相場が続いています。
理由は、株価が急騰したことによる調整局面であったり、コロナ特需後の業績を不安視したためです。
業績に関しては、2023年5月9日に決算発表があり2024年も増益見込みとされています。
それに伴い、株価は5%超えの上昇をみせています。
~コロナ後は株価調整~ |
・2022年以降は調整局面 |
・コロナ特需後の業績不安込み |
・2024年も増益発表で安心感 |
株だけに頼らずポートフェリオを幅広く
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川崎汽船の株主還元について
川崎汽船の株主還元を見ていきましょう。
業績が急改善され、株価も上昇した2020年以降。
そんな川崎汽船の株主還元はというと、増配と株式分割が実施されました。
配当銘柄狙いで投資をしたい方は、こちらの書籍で投資術について詳しく書かれていますので参考にどうぞ。
配当の推移
川崎汽船の配当の推移を以下の表にまとめました(引用:IRBANK)。
コロナ前~コロナ禍では配当がありませんでした。
しかし、2022年からは1株あたり200円の配当が付き、2023年には400円に増配されました。
配当利回りは10%を超え、一気に配当銘柄へと昇華したのが特徴です。
23年決算より、2024年の配当は1株あたり200円と発表されています。
年度 | 中間配当 | 期末配当 | 合計 |
2020 | 0 | 0 | 0 |
2021 | 0 | 0 | 0 |
2022 | 100 | 100 | 200 |
2023 | 200 | 200 | 400 |
2024(予) | 100 | 100 | 200 |
株式分割の実施
川崎汽船は2022年10月に株式分割(1:3)を実施しています。
株価が上昇し、投資家が株を購入するハードルが高まったため流動性が下がったことへの対応です。
これにより、株価は3000円付近となり比較的買いやすい銘柄となりました。
なお、川崎汽船だけでなく商船三井や日本郵船も株式分割を実施しており、海運銘柄の高騰ぶりが伺えます。
~株式分割の実施~ |
・2022年10月に株式分割を実施 |
・分割後は株価3000円で流動性大 |
・同時期に商船三井、日本郵船も分割実施 |
川崎汽船:今後の配当はどうなる?
業績が改善している川崎汽船。
今後の配当はどうなるのか。
2024年は1株あたり200円
2023年5月9日に決算発表があり、2024年の配当は1株あたり200円とされています。
決算発表時の株価が約3500円なので配当利回りは5.7%前後となります。
今までの配当利回りが10%超えだったので少なく思えますが、日経平均採用銘柄の配当利回り平均1.69%です(引用:auカブコム証券)。
そう考えると、配当利回り5.7%という数字は十分な高配当銘柄と言えます。
~川崎汽船:今後の配当~ |
・2024年は1株あたり200円の配当予定 |
・決算発表時:配当利回りは5.7%前後 |
・日経平均の配当利回り平均より大幅増 |
川崎汽船:今後の株価はどうなる?
川崎汽船の今後の株価はどうなるのか。
従来に比べると減配扱いなので株価が下がるのでは?という不安がありますね。
しかし、配当利回りが5%を超えるため配当銘柄として、そこまで落ちないと予測しています。
株価の上下で投資に苦手意識を持った方は以下の記事を参考にしてみてください。
配当次第で上昇
川崎汽船の株価は配当次第で上昇すると予想されます。
というのも、コロナ禍前の川崎汽船は無配でしたが現在は配当利回り5%超えです。
そのため配当銘柄としての人気が当然上がってきます。
2023年は1株あたり200円と発表されていますが、業績次第で増配の可能性も十分あります。
配当狙いのホルダーが多く株価は下落しづらく、増配発表があれば株価は上昇するでしょう。
よって、川崎汽船の株価は今後の配当次第と言えるでしょう。
~川崎汽船:今後の株価~ |
・配当次第で株価は左右 |
・コロナ前の無配から配当銘柄へ |
・増配があれば株価上昇予測 |
まとめ
本記事では、川崎汽船の業績や配当、株式分割、株価、今後について解説しました。
コロナ特需で業績は落ち着きましたが、配当利回りは5%以上あるので高配当銘柄となります。
今後は半導体不足解消により自動車や各種製品物流が高まり、LNGのようなクリーンエネルギーの需要も高まるので業績拡大の余地ありです。
株価は、やはり配当に左右されることが予想されます。
コロナ禍のように、海運銘柄は世界情勢の影響を強く受けるので投資は自己責任で行いましょう。
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