防波堤のタコ釣り入門!タコジグの特徴や釣り方を分かりやすく徹底解説!

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釣り道具
釣り道具

どうも、ヒカリblogへようこそ。

美味しいタコを求めて防波堤に足を運ぼうと考える人は多いです。

近年はタコ釣りブームにより多くの遊漁船もタコ釣りに参入しているほど。

そんなタコを釣ってみたいけどよく分からない・・・

・どうやって釣るの?
・タコジグって何?
・どんな道具を選べば良いの?

こういった疑問を持つ方が大半だと思います。

今回は、【防波堤のタコ釣り入門】ということで、初心者の方が思う疑問について記事にしていきます。

防波堤のタコ釣りが大人気

タコ釣りといえば、近所のおじさん達が投げ竿を使って狙うイメージ・・・

これはもう古く、

今は専用ロッドやベイトリールの普及、3タイプのタコジグが販売されるなど劇的な進化をしています。

人気の理由:簡単に釣れる&美味しい

タコ釣りは、防波堤から簡単に釣れることもあり非常に人気でタコ釣りブームが起きるほど。

初心者からベテランまで多くの人が夏場は防波堤からタコを狙っています。

なぜそれほどまで人気なのか・・・

それは、この二つが主な理由です。

~タコ釣り人気の理由~
・誰でも簡単に釣れる
・食べて美味しい

まず、タコは防波堤の足元でも釣れ、初心者でも気軽に狙えます。

そして、タコ焼きやお寿司として食べても美味しく、和え物にもピッタリです。

これらの理由で、タコ釣りブームが到来したのです。

タコの生態

日本で最も一般的に知られているタコはマダコになります。

明石ダコとしてブランド化され認知度が高いのが特徴です。

マダコ以外にも多くの種類のタコが日本近海では見られ、

最大3m、体重30kgにもなるミズダコや小型のイイダコ、腕が長いテナガダコ、沖縄で一般的なワモンダコなどが様々な種類が挙げられます。

今回は最も一般的なマダコの生態について解説していきます。

生息域

スーパーでモロッコ産のタコが売られているように、マダコは日本近海だけに生息しているわけではありません。

具体的に、オーストラリア、大西洋、地中海など全世界の温帯域の砂礫や岩礁海域に広く分布します。

水深の浅い漁港で歩いているのを目視した経験のある方もいるのではないでしょうか?

実は、水深数mの浅瀬から水深40mの深場まで幅広い範囲で生息しており、砂泥底や岩礁地帯を好むことが知られています。

食性

タコが好んで食べるのはアサリのような二枚貝やカニ類になります。

捕食方法として、

二枚貝は筋力にモノを言わせて貝柱を引きちぎり中身を食べます。

カニ類は腕全体で包み込んで逃げられなくしてから、「チラミン」という毒素を分泌して弱らせてから食べます。

ただの脳筋ではなく毒素も使う曲者であることが分かりますね。

どこまで大きくなるか

腕を含めた体長は約60cm、重さ3.5kgまで大きくなることが知られています。

正確には雄雌で大きさに違いがあり、メスが約60cmまで大きくなります。

雌雄の見分け方は吸盤で判断します。

吸盤の大きさが全て同じならメス、大きな吸盤が混じっているのがオスになります。

オス同士の喧嘩は吸盤を武器とするので、オスはメスよりも大きな吸盤を持っているのが特徴です(引用:せとうちネット)。

タコの釣れる時間帯

タコを釣る際、いつ頃狙うのが良いか迷う人も多いかと思います。

結論は、数釣りなら夜釣り、明るい内ならマズメがよく釣れます。

なぜ夜の方が釣れるのか?

それは、タコが夜行性であることが関係しています。

夜釣りが最適:タコは夜行性

さて、マダコに限らずイイダコなどのタコの仲間は基本的に夜行性です。

これは、餌であるカニやエビといった甲殻類が夜行性であるためですね。

また、タコの天敵であるエソやサメ、タイといった天敵の多くが寝ているので警戒心も低くなります。

よって、タコは夜に捕食活動をするので、夜釣りの方がタコがヒットする確率が上がるということになります。

マズメが狙い目:隠れるタコを狙う

タコは夜行性ですが日中に釣れるイメージを持つ人が多いと思います。

船釣りにしても防波堤釣りにしても、釣り番組では日中に釣れていますからね。

なぜ夜行性のタコが日中に釣れるのか。

明るい時間帯にタコは物陰や砂の中、貝殻に隠れていますが、全く餌を食べないわけではないからです。

隠れている間も周囲を観察しており、近くに餌が寄ってきたら捕食し、天敵が近いと隠れて過ごします。

特に朝マズメは、夜に餌を求めて防波堤にやってきたタコが潜んでいるのでチャンスタイムとなります。

タコの釣れる時期

さて、タコが釣れる時期はいつからなのか。

基本的にタコは年中釣れる魚種です。

中でもタコの活性が高くなるベストシーズンは5~9月となります。

最盛期は6~8月

まず、数釣りが楽しめる最盛期は6~8月です。

6月頃から小タコの数釣りが楽しめ、梅雨が明けると良型の数釣りへと変わってきます。

特に7~8月は産卵可能なほど成長したタコが浅場に沢山集まるので、最も釣りやすい時期となります。

この時期は水温が上がるためタコの餌であるカニ類やアジといった魚類が防波堤付近で活発化するのでタコの活性も上がり釣りやすくなっています。

冬は大型狙い

ベストシーズンは5~9月ですが、水温が低下した冬でもタコを釣ることはできます。

特に冬はキロアップの大型が釣れるというロマンがあります(反面、数は出ません)。

ただし、夏場と違って浅場では釣れません。

漁港や防波堤でも比較的水深がある場所がポイントとなります。

なぜか。

水深が深い=気温の影響を受けず水温が安定しているので、タコが集まりやすいためです。

船の通り道や沖堤防を重点的に攻めることが釣果に繋がります。

堤防のタコ釣りで狙うべきポイント

堤防でタコを狙うときはどこを狙うべきか。

タコといえば海底にいるイメージがありますが、防波堤の場合は中層でも釣れます。

よって、狙うべきは中層~底になります。

ただし、タコは真水を嫌うので河口付近の防波堤だと釣れないことが多いので、ポイント選びは慎重にしましょう。

防波堤の岸壁

初心者がタコ釣りで狙うべきは防波堤の岸壁です。

岸壁には甲殻類が隠れる絶好の場所であるため、それを狙ったタコが潜んでいます。

また、岸壁であれば海底だけでなく中層付近で餌を待ち構えているタコもいます。

よって、中層~底まで足元を念入りに探っていきましょう。

特に、防波堤の継ぎ目やスリット、敷石やシモリ、駆け上がりなどを重点的に狙うと釣果が上がります。

漁港

防波堤と同じくタコ釣りで好釣果が期待できるポイントとして漁港が挙げられます。

漁港は、岸壁や船の下、ハシゴ、階段などタコが隠れるスペースが豊富にあります。

潮が透き通っていれば海底を歩くタコを見ることができるほどです。

また、船が通る船道は水深があるので、足元だけでなくちょい投げで釣れる確率も高いです。

テトラ

防波堤や漁港よりも、タコが隠れる絶好のスペースが豊富にあるテトラ。

足場が悪くても気にならない方はテトラを攻めましょう。

攻め方は、穴釣り感覚ではなくテトラの切れ目や少し沖の方を重点的に探ります。

防波堤と比べて根掛かり率が圧倒的に高いので、仕掛けは予備を多めにすると良いです。

もし手前でヒットしたら竿を立てて、テトラにへばり付かれないように注意しましょう。

タコを釣る3つの方法

タコを釣る方法は大きく3つあります。

①タコジグ:岸壁主体
②タコテンヤ:ちょい投げ主体(餌)
③タコエギ:ちょい投げ主体(ルアー)

初心者が始めるべきは①のタコジグですが、

タコ釣りブームにより③の人気が急上昇しています。

この3つの方法を個別に解説していきます。

タコジグ:防波堤の足元を狙う

タコジグはタコのような形の疑似餌を使用して、防波堤の岸壁を探る釣り方になります。

誘い方はトントンと仕掛けを上下にして、装飾を躍らせるイメージで動かすと釣果が上がります。

また、中層を狙うために二連仕掛けにすることも出来る点が他の仕掛けと異なります。

針が多いためタコジグを抱いたタコを掛けやすく、価格も安価なので初心者が使うにはピッタリの仕掛けです。

ただ、針の数が多いためちょい投げすると、すぐに根掛かりするので足元以外で使うことは適していません。

タコジグを連結する場合はこちらの仕掛けが使い勝手が良いです。

タコテンヤ:餌を巻いてキャスト

続いては、昔ながらのタコテンヤになります。

こちらは板のようなテンヤに餌を巻きつけてタコを狙う仕掛けになります。

タコジグと異なり、針の数が少なく根掛かりしづらい仕様となっており、遠投することが可能です。

また、餌を使用しているのでタコの食いが圧倒的に良く、アタリが続くのが特徴です。

誘い方は基本ズル引きでOKで、タコが乗ったら底に張り付かれないように強引に引き上げます。

仕掛けが大きいので、大きなタコ相手でも針が曲がらず安心して使えるのが強みとなります。

タコエギ:ルアー感覚でキャスト

3つ目は、近年爆発的な人気を有しているタコエギになります。

タコジグ・タコテンヤは昔からある釣り方ですが、タコエギは最新の釣り方になります。

タコテンヤと違い、エサを使用せずに専用のエギ使って底を狙う釣り方です。

針が上方向にのみあるので、遠投で沖の障害物や堤防の基礎部分や石畳などを狙っても根掛かりしにくいです。

タコエギ自体がカラフルでアピール力も高いため、小さいタコから大きなタコまで幅広く釣ることが出来ます。

タコが釣れたらどうする?

タコは魚と違って釣り上げても歩くことができます。

そんなタコを釣ったらどうすれば良いのか。

逃げられないようにキープする

まず、釣りあげたら逃げられないようにキープしましょう。

バレーヒルより、タコが暴れないように掴むことが出来る道具(商品名:タコつかむやつ)が発売されており、めちゃくちゃ使い勝手が良いです。

つかんだタコは逃げられないようにタコ網やファスナー付きのバッカンに入れて活かしておきましょう。

持って帰る直前まで活かしていた方が新鮮で美味しさを維持することができます。

釣れたタコを締める方法

続いて、タコを持ち帰る際に必要なのが「タコを締める」ことです。

締めることでタコの美味しさを損なわずに持ち帰ることが出来ます。

タコを締めるには、目と目の間にナイフや専用の締め具で突き刺します。

経験談ですが、タコの皮膚は頑丈で切れ味の悪いナイフだと中々締めることができません。

専用の道具だと時間を掛けずにサクっと締めることができるので、持っておいて損はないかと思います。

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美味しく持って帰るにはキンキンに冷やせ

タコを締めたらクーラーボックスに入れて持ち帰りましょう。

ただし、キンキンに冷やして持ち帰られないと鮮度がガタ落ちします。

特にタコ釣りは気温の高い夏場が最盛期なので、しっかりとした保冷剤を用意しないと鮮度が落ちてもったいないです。

しっかり冷やせる保冷剤として、ロゴスのマイナス16℃まで冷やせる商品がオススメですが、別記事で詳しく紹介しているので参考にどうぞ。

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タコ釣りの注意点

タコ釣りをする上で注意すべき点があります。

近年のタコ釣りブームより、タコ釣りに関するルールが設けられている地域があるのでしっかり調べましょう。

また、釣りをする際は熱中症対策やライフジャケットを着用する必要があります。

漁業権を事前に調べること

タコ釣りをする際は漁業権について事前に調べる必要があります。

近年のタコ漁獲量の減少により取り締まり体制が厳しくなっているためです。

また、明石ダコで有名な兵庫県明石市では以下のルールが釣り人に求められています(引用:明石ニュース)。

~岸釣りの人が守るルール~

・体重100グラム以下が釣れた場合はリリースしなければならない
・タコ壺やカゴなどの罠を仕掛けて捕獲してはいけない。

~遊漁船やマイボートの人が守るルール~

・海の日、1月1日〜5月31日迄、10月1日〜12月31日迄の期間のみタコを釣る事が出来る。
・擬似餌による釣りのみ可能である。(エサは禁止)
・体重100g以下はリリースしなければならない。
・1人あたり10匹迄しか釣ってはいけない。
・釣ったタコを販売してはいけない。
・漁船等の操業を妨げてはいけない。

まとめ:タコ釣りは初心者でも簡単!

今回、3つの仕掛けでタコを釣る方法について紹介しました。

タコ釣りは初心者でも道具さえあれば簡単に釣れる魚種となります。

暑い時期が最盛期なので熱中症には十分注意して釣りを楽しましょう。

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