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カレイ釣りといえば春と秋が全盛期の魚種になります。普段投げ釣りをしない人でも、この時期だけは投げ竿を手に取る人も多いのではないでしょうか。
そこで問題となるのが餌代。竿を4,5本出そうと思えば3000~4000円は使うことになります。
さて、今回はそんなカレイ釣りで季節ごとの餌や仕掛けは何を選べばいいのか?という疑問を記事にしていきます。
春と秋に良く釣れる理由
春と秋、この2シーズンがカレイ釣りの最盛期となります。なぜ春と秋なのか。
カレイの生態として、冬場の産卵をするため産卵前である秋は沖合から接岸し餌を活発に食します。これを秋のノッコミと言います。
産卵時期は餌を積極的に食わなくなるため釣れにくくなります。特にメスのカレイは抱卵で腹部が圧迫されるため餌を食べる容量が極端に減るので中々釣れません。
しかし、産卵後である春は体力を回復するために再度餌を活発に探し回ります。
つまり、産卵前後が釣れる確率が非常に高まるので最盛期扱いとなるのです。
餌代が高くつく理由
投げ釣りの中でもカレイ釣りは餌代が毎回重くなります。5時間程度の長時間釣行であれば3000円は確実に超えるでしょう。
なぜ餌代がかかるかと言いますと、以下の2点につきます。
①餌の使用量が多い
まず①、これはカレイへのアピールのためにアオイソメの房掛けで1針につき2,3匹使うためですね。
仮に2本針を使用して竿を3本出した場合、それだけでアオイソメ12~18匹必要となります。そらお金かかりますわ。
アオイソメは比較的単価は安いですが、それでもこの量を使用すると餌代が嵩みます。
そもそも、なぜこんなアピールが必要なのかと言いますと、
カレイは視力があまりよくない。これに尽きます。
目が悪いなら見えるようにデカイ餌を付けりゃいいじゃん?という発想になり、房掛けが有効とされるわけですね。
②餌の単価が高い
続いて②、これは匂いが強いと言われるマムシ(本虫)を使用するためですね。輸入もしくは天然採取のみになるのでアオイソメよりも高価です。
この餌が使われる理由として、視力の弱いカレイに対しては匂いのある餌が有効だ、とされるためです。
各餌の単価などについては別記事でまとめているので参考にどうぞ。
シーズン毎の餌の選び方
まず最初に、カレイ釣りではアオイソメとマムシさえ持っていけば盤石です。
この二種類を毎シーズン持っていけば良いのですが、餌代がバカにならないのでその対策となります。
シーズンは春と秋ですが、この二つの違いは海の状況にあります。
春シーズン
春はワカメなどの海藻類が大量に生えており、障害物が多いため海の中の視界は悪いです。
前項にて、カレイの視力は良くないと言う説明をしましたが、ワカメのせいでさらに餌が目立たなくなり、カレイの目に留まりません。
つまり、この時期は大きな餌でアピールするよりも匂いの強い餌で、仕掛け付近までカレイを寄せることで釣果が上がります。
なので、餌のチョイスとして定石通りアオイソメとマムシがあると良いでしょう。
私ならアオイソメとマムシの房掛けで、動きと匂いの両方で攻めます。
秋シーズン
続いて秋シーズン。
この時期は春とは違いワカメがないため海の中に障害物が少ないです。
そのためアピール力で食わせる方法が適しています。一言でいうと、高価なマムシはなくてもOKです。
その代わり匂いに頼ずにアピール力を高めるための工夫が必要となります。
仕掛け面だと、ビーズやキラキラシールといった派手な仕掛けを使用することです。
もしくはシモリ玉を針付近にセットして餌を少し海底から浮かせて目立たせると効果的です。
これらはワカメが多く視界が遮られる春よりも秋の方が釣果に差が出ます。
餌の面だと、アオイソメを房掛けにして目立たせるのが効果的です。
経験的に、アオイソメで反応がない場合でもイシゴカイだと食ってくることがあります。
イシゴカイはアオイソメよりも小さいのですが、5,6匹の房掛けにすることでゴカイの団子のような状態を作り出すことができます。
これらのようにアピール力に特化することで釣果が上がるのが秋になります。注意点としてエサ取りが多い場合は↓よりも餌を多めに持っていくと良いでしょう。
まとめ
今回はカレイ釣りで使用する餌や仕掛けについて記事にしました。
春はワカメなどの障害物が多いのでマムシの匂いで近くまで寄せて、アオイソメの房掛けでアピールして食わせる二段構え。
秋は派手な仕掛けと大きな餌の二段階でアピールしてカレイに見つけさせることで食わせる。マムシを用意しなくてもOKです。
その時の状況に合わせて仕掛けや餌をチョイスしましょう。
では、今回はこの辺で!