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2015年以降のタコ釣りは防波堤・船釣り問わず厳しいです。
比較的釣果の上がっている船釣りでも「キロオーバーの良型は釣れるが数が出ない」となります。
テレビ番組でタコが沢山釣れている映像がありますが、船釣りでは乗船客が多いので必然的に沢山釣れている様に見えているのが実情です。
そんな明石のタコ釣りはなぜ渋いのか。その原因は何なのかを調査しましたので解説していきます。
明石のタコを防波堤から狙う方法や釣果はこちらの記事をどうぞ。
なぜ明石のタコ釣りは渋い?
まずは結論から。
なぜ2021年のタコ釣りが渋いのか。
その原因は2016年から続くタコ個体数の激減になります。
なにも今年から釣れなくなった訳ではありません。2013年~2019年の漁獲量を以下に載せます。
画像の通り、2015年まで1000トンクラスの漁獲量を誇っていましたが2016年より激減しています。
特に、2021年は最盛期の10分の1まで激減しました。
漁獲量が少ないということはタコの個体数が少ない=卵を産む母タコの数も減るということです。
この影響を受けて2019年以降も不漁が続いており、必然的にタコ釣りも微妙な釣果に陥っています。
釣れた貴重なタコの鮮度を保つ、保冷力抜群のクーラーバッグを紹介しています。
明石タコが激減した理由は?
漁獲量が一気に激減した理由は何でしょう。それが分かれば対策できるはず。
しかし、残念ながら原因は明確に分かってはいません。
その中でも、以下の2つがタコが減った可能性として挙げられています。
①2018年の水温異常によるタコ個体数の激減
②タコ釣りブームによる小タコの乱獲
①2018年の水温異常によるタコ個体数の激減
タコが減った理由の一つとして、2018年冬の大寒波で海水温が低下したことが挙げられます。
タコは低水温に弱く、一説によると海水温が7℃以下になると死滅すると言われています。
明石市の海水温度で最も低くなるのは1~2月であり、画像に載せていますが例年15℃前後まで低下します。
ところが2018年は海水温が7℃を下回る日があり、1~2月の海水温度が7℃前後で推移しました。
この水温は1963年以降で最も低く、これにより大多数のタコが死んでしまったと考えられています。
②タコ釣りブームによる小タコの乱獲
①は気候要因であり、②は人的要因になります。
近年タコ釣りブームによりタコ釣り遊漁船が沢山出ています。
10年以上前はオジサマ達が硬い竿を使って釣っていたタコも、今や専用ロッドやタコエギなる新商品も出て非常に活気です。
そんなブームで問題となったのが釣り人や遊漁船のマナーです。
問題点は大きく2つあります。
まず一つ目は、釣り人が小さなタコも持って帰ったこと。沢山釣れるからと際限なく持って帰る人が多発しました。1遊漁船あたり百匹単位も持って帰るので乱獲状態でした(明石沖には500~1000隻近くの遊漁船があります)。
これらが問題視され、兵庫県の漁業調整委員会より明石は100g以下のタコを採集不可、それ以上でも一人10匹までというルールが遊漁船に徹底されました。
タコを増やすための明石市の取り組み
さて、タコが激減した原因と思われる可能性については解説しました。
そんなタコが減る中、明石タコをブランドに掲げる明石市や漁業組合は対策を練っているのでしょうか。
結論として、かなり精力的に動いてくれています。それぞれの取り組みを以下に載せます。
まとめ
今回は明石のタコ釣りで芳しくない釣果が続いている原因を調査しました。
結果としては、明石タコの漁獲量自体が下がっておりタコの個体数が減っていることが原因でした。
2018年の海水温低下、釣り人の乱獲と色々な理由がありますが明確な原因は判明していません。
しかし、その中でも私たち釣り人が出来ることは小さなタコはリリースすることです。
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