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ヘチ釣りを夜にするとチヌは釣れないのか?
結論から、夜でも釣れます。
夜のチニングで釣果が上がるのは一般的なのですから、ヘチ釣りでも釣れないはずはありません。
では、なぜ夜のヘチ釣りは釣れないとされているのかを解説していきます。
・夜のヘチ釣りについて
・アタリの取り方
・アタリを取るための工夫
・夜のヘチ釣り向けの餌
快適にヘチ釣りが出来る竿やリールについてはこちらの記事を参考にどうぞ。
ヘチ釣りとは?
ヘチ釣りは、堤防の岸壁スレスレに餌を落としてカニや貝を捕食しているチヌを狙う釣り方です。
道糸にハリスと針、ガン玉だけというシンプルな仕掛けなので非常にお手軽。
アタリは竿先や道糸の動きで捉え、ダイレクトにやり取りできるためマイナーながら昔から根強い人気を誇ります。
チヌといえば、フカセ釣りやダンゴ釣りがメジャーですが、これらと違いヘチ釣りは餌代が安くすむのも良い点かと思います。
堤防かかり釣りやヘチ釣りのガン玉については別記事で解説しているので参考にしてください。
落とし込み釣りとの違い
ヘチ釣りと似た釣り方に、落とし込み釣りがあります。
どちらも防波堤の岸壁スレスレに餌を落とす点は同じですが、アタリの取り方が異なります。
ヘチ釣りが竿先でアタリを取るなら、落とし込み釣りはラインの目印でアタリを取ります。
こういった、落とし込み専用の目印仕掛けが市販されています。
フロロカーボンの一定間隔に目印が装着されていて、その目印の動きをみてアタリを取ります。
チヌが走って目印が海中に引き込まれたり、居食いして沈まなくなったりしたらアワセを入れていく形です。
ヘチ釣り:竿先orラインでアタリを取る
落とし込み釣り:目印でアタリを取る
夜のヘチ釣りは釣れる理由
ヘチ釣りといえば明るい時間に釣行するのがメインです。
これは、ヘチ釣りや落とし込み釣りはラインや竿先でアタリを取るのですが、夜だと見えないためですね。
しかし、夜のヘチ釣りは朝一並みに釣れる期待大となります。
夜は警戒心が薄れる
明るい時間帯と比べて、夜はチヌの警戒心が薄くなります。
というのも、チヌは夜行性に近く日没前後に積極的に餌を探すので暗い方が釣れやすいのです。
昼間でも十分釣れるのですが、
昼間はファミリー層やルアーマンが押し寄せることで防波堤が賑やかな場合が多く、表層付近のチヌの警戒心は非常に高く釣れにくい。
近年の釣りブームで、ヘチ釣りができるスペースが一気に減ったと実感している人も多いのではないでしょうか。
話は逸れましたが、釣り人の多い昼間よりも夜釣りの方が釣れやすい状況にあります。
夜のヘチ釣りの問題点
夜のヘチ釣りはチヌの警戒心が薄れるのでチャンスなのですが、問題点があります。
多くのヘチ釣り師が明るい時間に釣りをする理由、それはラインや竿先でアタリを取るためです。
いやいや、夜はラインも竿先も見えないから無理じゃん。
これが最大の問題点となります。
糸が見えないのでアタリが分からない
夜は昼間と違い竿先やラインを目視してアタリを取ることが出来ません。
早い話、アタリが分からないから夜にヘチ釣りをする人が少ないのです。
ヘチ釣りの醍醐味は、ラインや竿先の動きでアタリを取ることですからね。
しかし、それでも釣り人が少なくてチヌの警戒心が薄れる夜釣りの魅力は薄まらない。
工夫次第で夜でもアタリを取ることは十分できます。
夜のヘチ釣りでアタリを取る方法
夜のヘチ釣りでアタリを取る方法。
ラインも竿先を見れないなら、手元の感覚に頼るか目印を自作するしかありません。
具体的には、
・ケミホタルで自作の目印仕掛けを作る
重いガン玉を使う
最も簡単に対応できる方法として、重いガン玉を使うことが挙げられます。
ヘチ竿を使って、5B程度のガン玉を装着すると脈釣りの感覚でヘチ釣りをすることが出来ます。
チヌは昼間にガン玉5Bで落としても食ってくるので、夜でも問題ありません。
ただ、ヘチリールを使って餌が落ちる速度を指でコントロールする必要があります。
爆速で落とすと、流石のチヌでも食う間がなく釣れないので注意しましょう。
ヘチリール持ってないよ、という方はこちらの記事を参考にどうぞ。
【黒鯛工房】ハイモデル&初心者向けの安価なヘチリールを紹介!
ケミホタルで目印を自作
夜のヘチや落とし込み釣りでの欠点を補う方法として、ケミホタルで目印を自作することが挙げられます。
ケミホタルで光る目印なら夜でも使えるという発想ですね。
作るのも簡単で、意外と見やすくてチヌを刺激しない程度の明るさなので使い勝手は結構良いです。
デメリットは、ケミホタルを使うので一回限りの使い捨てというお財布に優しくない点のみ・・・
材料は一番小さいケミホタル20サイズと付属の固定用チューブ。
作り方は、ラインの一定間隔にケミホタルを5~8個程装着するのみです。
あとは、針にガン玉&餌を付けて岸壁スレスレに餌を落としてアタリを待つのみとなります。
夜のヘチ釣りで使うべき餌
夜のヘチ釣りはどんな餌を使うと釣れやすい?
昼間だとイガイの印象が強いヘチ釣りですが、夜釣りはアピール力が重要となります。
経験上、実績の高い餌が以下の二つになります。
・アオイソメ
カニ餌
昼間の釣りでも鉄板餌のカニ。
実は夜だと特攻餌になります。
というのも、カニは夜行性で夜に活発に動くため、チヌはそんなカニを普段から捕食しています。
そのため、夜は特にカニへの食い付きが良い傾向にあります。
いわゆるマッチザベイト(魚が捕食する餌と合致させること)です。
餌取りとして、ガシラが主に釣れますが大抵20cmクラスが食ってくるので良いお土産になります。
カニには、岩カニやタンクカニなど色々種類がありますが、基本的にどれでも食ってくるので気にせず使いましょう。
アオイソメ
昼間のヘチ釣りでは滅多に使わないアオイソメ。
しかし、夜だとアピール力が強く有効な餌となります。
アピール力が高い理由として、アオイソメは暗いと薄く光る特性があるためです。
カニと比べるとガシラやメバルといった餌取りが多いのが難点ですが、カニ餌でチヌの食いが渋い時は効果を発揮します。
私の場合、カニ餌をメインに使いアタリがなければアオイソメを使う感じです。
どこの餌屋にも売っている万能餌なので300円分だけでも用意していきましょう。
まとめ
今回は夜のヘチ釣りについて記事にしました。
昼間と違い、チヌの警戒心が薄く釣れやすいのでぜひとも試して欲しいです。
手元でアタリを取るために5Bの重いガン玉を使うので、柔らかいヘチ竿が適しています。
また、餌を一気に落とすとチヌが食う暇が無くなるので、ヘチリールでゆっくり餌を落としてあげる必要があります。
ガン玉の付け方に関してはこちらの記事を参考にどうぞ。
餌はカニとアオイソメを準備しておけば問題なしです。
釣れた魚は氷や強力な保冷剤でキンキンに冷やしてあげると鮮度が維持できて美味しく持ち帰ることができます。
最強の保冷剤について記事にしているので参考にどうぞ。
夜釣りの場合、必ずライフジャケットも忘れず用意しましょう。
ライフジャケットについてはこちらの記事を参考にどうぞ。
では、今回はこの辺で!