・旭化成の業績
・コロナ前後の株価推移
・配当金や配当利回り
・株価が下落した理由
どうも、ヒカリblogへようこそ。
旭化成は日本を代表する総合化学メーカーです。
しかし、旭化成の株価は2023年に下落し厳しい状況が続いています。
・2023年通期決算は20年ぶりの最大赤字
・石油化学事業の減速が長期化
・燃料高による採算悪化
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旭化成とは
旭化成といえばサランラップで有名な企業です。
しかし、樹脂以外にも色々な事業を展開しているのをご存じでしょうか。
投資をする前に旭化成について知っておきましょう。
会社の規模
まずは旭化成の会社規模から。
旭化成は1931年に設立され、90年以上の歴史をもつ老舗企業です。
売上高は3.5兆円と巨額であり、社員数は約5万人となっています。
また、東証プライム市場に上場していることからも一流企業であることが分かります。
上場 | プライム市場 |
資本金 | 1033億円 |
設立日 | 1931年 |
売上高 | 約3.5兆円 |
社員数 | 48,897人 |
事業内容(セグメント)
続いては、旭化成の事業内容について。
事業領域は3つあり、マテリアル・住宅・ヘルスケアとなります。
それぞれ解説していきましょう。
マテリアル領域
まずはマテリアル領域。
この領域は、繊維や樹脂のような基礎化学品からサランラップのような高機能品、バッテリーなどの電子部品を取り扱っています。
その他、クリーンエネルギーである水素に関連する製品・技術も展開しています。
売上に占める割合は約49%であり、旭化成のメイン事業となります。
~マテリアル領域~ |
・基礎化学品から高機能品まで幅広く展開 |
・有名商品はサランラップ |
・売上に占める割合は約49% |
住宅領域
2つ目が住宅領域です。
この領域では、戸建てやマンション、賃貸住宅、リフォームなどを手掛けています。
有名なのがヘーベルハウスブランドであり、CMも放映される売れ筋となります。
売上に占める割合は約33%となっています。
~住宅領域~ |
・戸建てやマンション、賃貸住宅を展開 |
・ヘーベルハウスの知名度が高い |
・売上に占める割合は約33% |
ヘルスケア領域
3つ目がヘルスケア領域となります。
この領域では、医薬品と診断薬からなるヘルスケアビジネスを展開しています。
具体的に、整形外科を中心に免疫、中枢神経などの領域で数々の新薬を送り出しています。
売上に占める割合は約18%となっています。
~ヘルスケア領域~ |
・医薬をメインとしたヘルスケアビジネス |
・整形外科を中心に創薬展開 |
・売上に占める割合は約18% |
旭化成:業績について
旭化成の業績について。
コロナ禍以降、増収でしたが石油製品の需要減で減益となっています。
また、2023年には過去最大赤字を計上するなど苦戦しています。

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売上&営業利益の推移
旭化成の売上と営業利益の推移を以下の表にまとめました(引用:四季報)。
2022年まで営業利益は8%と高水準でしたが、それ以降は利益率が低迷しています。
原材料高による収益圧迫が原因であり、樹脂や住宅など幅広い事業で影響がありました。
また、2023年には買収関連の無形資産で1850億円もの減損が発生し、20年ぶりの大赤字となっています。
2024年は増収・増益を予定していますが、中国経済の減速により下方修正を発表しています。
旭化成の売上&営業利益 | |||
年度 | 売上高(百万円) | 営業利益(百万円) | 営業利益率 |
2021年 | 2,106,051 | 171,808 | 8.1% |
2022年 | 2,461,317 | 202,647 | 8.2% |
2023年 | 2,726,485 | 128,352 | 4.7% |
2024年(予) | 2,822,000 | 140,000 | 5.0% |
旭化成:株価の推移
旭化成の株価について。
物価高の流れにより減益が目立つ旭化成は株価も苦戦しました。
2024年時点でコロナ前の水準に届いていないのが現状です。
株式投資が不安な方や中々勝てない方は、損をしない投資方法を解説しているので参考にどうぞ。
2020~2023年:株価下落傾向
旭化成の2023年までの株価チャートを掲載しました(引用:googleファイナンス)。
ご覧の通り、2021年をピークに株価は下落し続けています。
コロナ前の水準にも回復出来ておらず、日経平均の好調さに対して出遅れていることが分かります。
これは、減損処理による20年ぶりの大赤字や関連工場の事故などマイナス材料が多かったことが原因です。
2024年:株価上昇スタート
旭化成の2023~2024年の株価チャートを掲載しました(引用:googleファイナンス)。
ご覧の通り、2023年後半より株価は上昇しています。
これは11月に下方修正を発表しましたが、営業利益がコンセンサス予想よりも7%程度上回ったためです。
また、2024年スタートの新NISAによる上げ相場もありコロナ前の水準に近い株価まで回復しつつあります。
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旭化成:株主還元について
旭化成の株主還元について。
株主還元は、配当金や自社株買い、株主優待などが挙げられます。
旭化成は配当金と自社株買いを実施しています。

配当銘柄狙いで投資をしたい方は、こちらの書籍で投資術について詳しく書かれていますので参考にどうぞ。
配当金の推移
旭化成の配当金の推移をグラフにしました。
ご覧の通り、配当金はほぼ横ばいであり2024年も1株あたり36円で据え置き予定です。
2024年の配当性向の予想値は58.7%であり、会社方針の30%を大きく超えるため増配の可能性は低いでしょう。
配当利回りの推移
旭化成の配当利回りの推移をグラフにしました。
ご覧の通り、配当利回りは3~4%の間で推移しています。
大幅増配は実施されておらず株価の上昇率も低いため配当利回りが安定しています。
配当利回りは安定していますが、増配幅が小さいため配当銘柄としては微妙な位置かと思われます。
自社株買いの推移
旭化成の自社株買いについて。
2019年に約100億円規模で自社株買いを実施しています。
それ以降は発表されておらず、2024年1月時点で未定となっています。
旭化成:株価が下落した理由
旭化成の株価は2021年をピークに下落し続けました。
どうして株価が反転しなかったのか。
・2023年通期決算は20年ぶりの最大赤字
・石油化学の減速が長期化
・燃料高による採算悪化
2023年通期決算:20年ぶりの最大赤字
株価下落の理由の1つ目として、20年ぶりの大赤字が挙げられます。
大赤字の原因は、買収会社の減損処理が発生したためです。
旭化成は2015年に乾式セパレータに強みがあるPolypore社を買収し、従来の湿式セパレータとの2刀流を模索しました。
結果、乾式セパレータは低迷し、従来の湿式セパレータの市場が拡大しPolypore社の強みが活かせませんでした。
そして、事業そのものの見直しを実施したことで約1050億円の大赤字となりました。。
~20年ぶりの大赤字~ |
・2023年通期決算にて20年ぶりの最大赤字 |
・原因は2015年買収企業の低迷 |
・減損処理で約1050億円の赤字計上 |
石油化学事業の減速が長期化
株価下落の理由の2つ目として、石油化学の需要減速が挙げられます。
住宅やヘルスケア事業が事前想定を上回る業績に対し、石油化学事業は苦戦しています。
これは、中国経済の減速に伴う需要減、樹脂市場価格の低調やエチレン生産設備の稼働率が上がらないことなどが原因です。
特に、中国の需要減は長期化する見込みであり、業績への影響が大きいため株価が下落しました。
~石油化学事業の減速~ |
・石油化学事業の低迷で業績低迷 |
・原因は世界経済減速による需要減 |
・特に中国の需要減は長期化見込み |
燃料高による採算悪化
株価下落の理由の3つ目として、燃料高による採算悪化が挙げられます。
原油高や円安により燃料高に拍車がかかり、2022年は約912億円の減益となっています。
原油高・円安の影響は2024年時点でも収まる気配がなく、業績へのマイナス材料が続きます。
特にアクリロニトリルを扱う事業の営業利益は2022年比で10分の1にまで低下する見込みとなっています。
~燃料高による採算悪化~ |
・原油高や円安による燃料高で採算悪化 |
・2022年は約912億円の減益 |
・2024年時点で燃料高は収まらず |
まとめ
本記事では、旭化成の業績や株価、配当金の推移、そして株価が下落した理由などについて解説しました。
旭化成は日本を代表する企業の1つですが、業績面では苦戦しているのが現状です。
特に中国経済の減速や石油化学事業の足踏みが大きく、長期化する見込みであるため株価も下落しました。
配当金はほぼ横ばいで配当利回りは約3%であり、配当銘柄としては微妙な立ち位置。
2024年は増収・増益見込みであるため、仕込み時とも考えられます。
とはいえ、業績は世界情勢の影響を受けるため投資は自己責任で行いましょう。

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